EU経済の中心地、ドイツのフランクフルトの見どころと魅力

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EU経済の中心地として、かつドイツの古い面影を今も残す町、フランクフルトには、毎年大勢の外国人観光客が訪れます。今回は、欧州一の金融の中心地、フランクフルトについて見ていきましょう。

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フランクフルトとその歴史

フランクフルトの名前の元は『フランク人』だと伝えられており、その起源は1200年以上も前に遡ります。中期から、既にローマでも、神聖でも、そもそも帝国でないとさえ言われた神聖ローマ帝国の末期まで、ローマ皇帝の戴冠式が行われる、由緒正しい都市でした。

Glinting with glass, steel and concrete skyscrapers, Frankfurt-on-the-Main (pronounced ‘mine’) is unlike any other German city. The focal point of a conurbation of 5.5 million inhabitants, ‘Mainhattan’ is a high-powered finance and business hub, home to one of the world’s largest stock exchanges as well as the gleaming new headquarters of the European Central Bank. Frankfurt famously hosts some of the world’s most important trade fairs, attracting thousands of business travellers. Its airport, the region’s biggest employer, is the third-largest in Europe, handling over 57 million passengers per year.

耀くガラス、鉄、そして高層ビル。フランクフルトは、ドイツの他の都市とは異なった風貌を醸している。550万人都市圏の中心地として、’Mainhattan(アメリカのマンハッタンとフランクフルト・マンハイムを合わせた言葉)’は、金融とビジネスのハブでもあり、世界でも指折りの株式取引所の本拠地というだけではなく、さらには欧州中央銀行の本部が置かれている都市としても知られている。フランクフルトは、知っての通り有名どころの見本市(メッセ)の誘致地でもあり、何千人もの出張者を惹きつけている。その地域で最大の雇用者をかかえる空港は、ヨーロッパで3番目に大きな空港であり、毎年5700万人もの乗客を通過させている。

日本でいうところの、東京のような立ち位置でしょうか。大きな会社(特に、銀行や保険関係)は基本的にフランクフルトに集中しており、一人当たりGDPもドイツ国内で最高を記録しています。空港も巨大で、私も何度か使用したことがあります。

フランクフルトの観光と見どころ

ミュンヘン、ハンブルグ、ベルリンなどがドイツの3大、観光客の多い都市で、フランクフルトはその次のベスト4位に食い込んでいます。

Frankfurt am Main, die dynamische und internationale Finanz- und Messestadt mit der imposantesten Skyline Deutschlands. Dieses Bild verbinden viele Besucher mit der Mainmetropole. Doch die Stadt im Herzen Deutschlands und Europas hat noch weitere Facetten und vielseitige Kontraste zu bieten. Unweit der Hochhäuser finden Sie gemütliche Ebbelwoi-Kneipen und inmitten der geschäftigen Innenstadt immer wieder historische Sehenswürdigkeiten. Frankfurt ist nicht nur stolz auf den berühmtesten Sohn der Stadt, Johann Wolfgang von Goethe. Hier stehen auch der Kaiserdom und die Paulskirche, die Wiege der deutschen Demokratie. Interessante Ausflugsziele in und um Frankfurt machen Ihren Aufenthalt zu einem großen Erlebnis und Sie werden gerne wieder kommen.

『フランクフルトは、ダイナミックかつ国際的な金融都市・見本市開催都市であり、壮大なスカイラインを擁している。このイメージは、多くの観光客をこの都市にひきつけてやまない。ところが、そればかりか、このドイツの(むしろ欧州の)中心都市は、他にも特徴を持っており、コントラストを醸している。高層ビル群からそう遠くないところには、居心地の良いEbbelwoi(リンゴ酒)の居酒屋が軒を連ねており、せわしない町の中心部にも、歴史的な見どころが多く残されている。フランクフルトが有名なのは、なにもゲーテゆかりの都市としてだけではない。ここにはKaiserdomもあれば、ドイツ・デモクラシーの揺籃でもあるPauls教会も存在しているのだ。ここでの滞在期間中にフランクフルト近辺へと足を運べば、あなたはきっと素敵な体験をすることとなり、また来たいと思うだろう。』

これはフランクフルト市の紹介している紹介文ですので、身内びいきの内容ですが、確かにある側面ではモダンさを、ある側面では歴史的な面影を残し、観光にはもってこいだといえます。また、都市部は地下鉄が縦横無尽に駆け巡っており、行きたいところへは割と自由に移動することが可能です。

続いて、フランクフルトの見どころについてです。

1.Apfelwein(リンゴワイン)

味はともかく、フランクフルトに来たら必ず試さなくてはいけない、と言われているものがこの『リンゴワイン』です。

ソーセージとリンゴワイン

ソーセージとリンゴワイン

写真はちょっとソーセージ主体になっていますが、左上にうっすら映っているのがリンゴワインで、フランクフルトの居酒屋ではいたるところで飲むことが可能です。甘ったるい、そしてどこか酸っぱい感じのワインですので、好き嫌いがあるかと思いますが、とても格安(確か2ユーロくらい)で飲むことができますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

2. Museumsufer(美術館通り)

フランクフルトは、美術館、博物館が至る所にあり、一日だけでは見切れないほどです。一度に見たいと言うのであれば、6~7個の美術館と博物館が一挙に並んでいるMuseumsuferに行くと良いでしょう。

美術館関係でのおススメは、19世紀前半にオープンしたシュテーデル美術館で、ボッティチェルリからフランシス・ベーコンまで、古今東西(というかヨーロッパの)の美術品が並んでいます。

3.高層ビル群・マインタワー

遠くから眺めるでもいいですし、マインタワーという高層ビルに登るでも面白いです。マインタワーは地上200mに展望台が設けられており、フランクフルトから遠くを一望することが可能です。

また、夜は高層ビル群の夜景がきれいで、川の上の橋からは特に遠くのビル群が美しく眺められます。

フランクフルトの高層ビル

フランクフルトの高層ビル

4.ゲーテハウス

18世紀を、むしろドイツを代表する有名な作家、Goetheの生家であり、博物館です。Goetheだけではなく、同時代の芸術家や作家の作品が並べられており、入場料も学生2.5ユーロとリーズナブルです。第二次大戦でフランクフルトは徹底的に攻撃されているので、ゲーテハウスも一度破壊されていますが、その後再建されました。

他にもいろいろと見どころはあるのですが、こんなところにしておきます。