安全な旅行先!ドイツ一人旅を勧める5つの理由

私は旅行が好きなので、オセアニアから中東、アジア、ヨーロッパと、学生時代から数えて色々と一人で旅行をしているのですが、その中でもドイツは一人旅をするにあたっては割と難易度が低いです。ロシアのように夜道で酔っ払いに襲撃される心配もあまりありませんし、タイのように道に野犬がいるわけでもありませんし。

今回は、そんなドイツ一人旅の魅力をまとめていきたいと思います。

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ドイツ一人旅の魅力

ヨーロッパ経済の中心ドイツは、観光地としても知られています。冬にはウィンタースポーツが楽しめますし、古いお城からモダンな建物までそろっており、美術館や博物館などの数も豊富です。

どこの町についても、基本的になにか歴史的な建物がありますし、英語が通じるのでにっちもさっちもいかなくなる、という状況に陥ることはありません。

以下、そんなドイツの一人旅の魅力を箇条書きにしてみました。

1. 治安がいい

一人旅をしていて一番気にかかることは「治安」です。東欧や中東などへ足をのばせば、物価こそ安いですが、身の危険を感じることも少なくありません。西欧ではテロの心配が懸念されていますが、日本にいて台風や地震の被害にあう確率と同じくらいではないでしょうか。

ここでいう治安とは、基本的に「殺される」「犯される」レベルの重犯罪に巻き込まれない確率のことです。ドイツにも旅行者を狙った詐欺師はたくさんいますし、夜のベルリンの地下鉄や場末の居酒屋など、変な輩に絡まれることもありますが、それでも、他の欧州各国に比べれば全然いいほうですし、仮に初めて一人旅をしようと思われているのなら、まずは欧州の中で治安のいいと言われるドイツで勝手を知っておくことは重要です。

また、治安がいいので、民泊やBlablacarのような乗り合い車制度が割と抵抗なく利用できます。もちろん、犯罪に巻き込まれる可能性がゼロとは言いませんが、イランやウルグアイで利用するよりは確率的にマシなのではないでしょうか。

2. 英語が通じる

ドイツから離れるにつれ、だんだん英語が通じなくなっていきます。ドイツ、オランダ、北欧諸国は、英語教育が大層充実しており、語族的にも英語と似ているせいか、スーパーの販売員さんレベルでも英語が十分に通じます。

すでにお隣のポーランドやチェコになると、駅員さんやスーパーの店員は英語があまり話せません、フランス人も、若い人を除くと基本英語は嫌がります。ですので、自分の英語力を試しつつ、かつ旅行を楽しみたければ、英語圏か、英語が通じるドイツ、オランダのような国を巡ることをお勧めします。

3. 人が優しい

別に我々が日本人だから、というのではなく、基本的にドイツ人は慈愛に満ち溢れています。駅や道で困っていたりして、向こうから助けてくれるのはドイツ人くらいです(インドや中東などで声をかけられたら警戒が必要です)。

すでにその国に多くの移民がいる国は、「外国人」に慣れているので、比較的寛容です。逆に、田舎町や外国人の少ない他の国の町や村にいくと、基本的にその土地の人は冷たいです。

ドイツで差別にあった、なんて話もたまに聞きますが、それを言ったらドイツ以外の国に行くともっと差別にあう確率は高まります。若い人たちは基本的に寛容で友好的ですので、クラブやホステルなどで知り合っても割とすぐに仲良くなれます。

4. 交通機関が時間を守る

日本と比べるとドイツの列車は遅れることが多いのですが、それでも、他の欧州各国に比べたらよほどマシです。飛行機、電車、バス、など、日をまたいでがっつり遅れることはほとんどありませんし、遅れたとしても補償してくれます。

また、先ほどの治安の問題とも関係してきますが、東欧や中東で、飛行機が深夜に到着するなどの場合、宿までの道のりが心配です。かたや、ドイツでは最悪、到着が遅れてもなんとか生き延びることはできます。

唯一、ドイツの列車で問題なのが、必ずしも席に座れるとは限らないことでしょう。長旅で荷物が多く、どうしても席に座りたい場合は、前もって指定席券を購入しておくことをお勧めします。

5. 各国からの旅行者が多い

ドイツのホステルなどに泊まると、仲良くなれるのはドイツ人以外にも、ドイツ周辺の各国からドイツに遊びに来ている外国人たちです。お互いに一人旅の場合、一緒にお酒を飲みに行ったり、ということもできます。

この辺はユーロ圏の利点なのでしょうが、ユーロ圏の近隣諸国であるフランス、チェコ、ポーランドあたりからの旅行客が多いように思います。他にも、中国、韓国の観光客も多いですが、彼らは一人ではなく団体客であることが多いですね。

ドイツ一人旅のデメリット

逆に、ドイツを一人旅する際の悪い点も見てみましょう。まず、物価が高い点が挙げられます。食事、交通費、宿泊費と、どれをとっても、スイスほどではありませんが、それなりの出費を覚悟しなくてはいけません。

また、季節にも注意しなくてはいけません。特に、ドイツの冬は寒く、日差しもあまりないので、気分が晴れるどころか、かえって暗くなる可能性もあります。クリスマスにはクリスマスマーケットなどがあり、天気にさえ文句が無ければ楽しいイベントが色々あるにはあるのですが。