海外旅行保険の申し込み:インターネットか代理店か空港か、違いは?

海外旅行保険の申し込み方法について、まとめていきたいと思います。やり方としては、インターネットでの申し込み、保険代理店での申し込み、そして空港での申し込みがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

海外旅行保険に関する基礎知識や、種類に関しては以下のまとめ記事をご覧ください。

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海外旅行保険に申し込める条件

まず、海外旅行保険に申し込む前に申し込みが可能な状況かどうかの確認が必要です。

まず、大前提として、申し込みをする段階で日本国内にいることが条件になってきます。ですので、出国後に保険をかけ忘れていたことを思い出し、慌ててオンラインなどで申し込んでも補償の対象にはなりません。パスポートの出国日を保険請求の段階で証明する必要がありますので、ごまかせません。

また、海外旅行保険の目的はあくまで「旅行」です。そのため、現地での留学、就職、居住などに関しては、別途目的に応じた留学など向けの保険をかける必要があります。

現地での危険なスポーツを伴う場合も基本的には引き受けがなされないか、その場合にこうむった事故の損害に対して保険金が下りないケースが多いです。仮に、現地でスカイダイビングやハングライダーなどを行う場合、必ず事前に保険会社に確認し、場合によっては割増料金を支払いましょう。

また、引き受け方法によっては、申し込めるケースが限られている部分もあります。実際に、以下別個に見ていきましょう。

インターネットでの申し込み

最もオーソドックスかつ簡単なやり方で、保険会社のほうとしても手間が省けるので、保険料が安いことが魅力です。

代理店など窓口申し込みに比べて安上がり

インターネットで手軽に申し込み可能

ただ、このインターネットでの申し込みの場合、制限が決められているケースが多く、その場合、代理店などでの申し込みを余儀なくされることもあります。例えば、多くの保険会社が年齢制限を設けており、70歳以上などの場合、インターネットでの申し込みはできません。

また、長期の旅行に関する保険も制限されているケースが多く、最長で3ヵ月が限度というパターンをよく見ます。つまり、これを超える場合、同じく代理店で別個に申請する形となります。

インターネットで保険を申し込むと、メールなどで保険証券が送られてきます。これを旅行に持参することで、キャッシュレスで現地病院にかかれる、という形です。

また、インターネット申し込みの欠点として「自己責任」であるという点が挙げられます。保険代理店などで申し込み場合、説明責任は代理店に発生しますが、インターネットでの申し込みの場合、自分で規定や約款を読み、どういった場合に支払われ、どういった場合に支払われないのかを、はっきりと熟知しておく必要があります。

こうした作業が苦手な方は、プロである保険代理店に任せましょう。

保険代理店での申し込み

上述のように、インターネットでの申し込みに関しては、いくつか制限されている部分が多く、そうしたケースに対応する場合、保険代理店に直接お願いすることが必要になってきます。

保険代理店は、通常火災保険や自動車保険などをかけている場合は繋がりがあると思いますが、自動車保険をディーラーなどでかけていて、保険代理店との個人的つながりがない場合、窓口の保険代理店(ほけんの窓口など)に赴く必要があります。

上述のように、インターネットでの申し込みではすべて自分で規定を読んで理解する必要がありますが、保険代理店を介しての申し込みの場合、保険代理店になんでも質問することが可能です。間違ったアドバイスを受けたら、それは保険代理店の責任になりますので。

デメリットとして、インターネットでの申し込みに比べ、費用が高額になるところです。それは、上述のようにコンサルを受けるための人件費と割り切る必要があります。

しっかりとしたアドバイスが受けられる

インターネットでの申し込みで引き受けられない場合も対応可能な場合がある

空港での申し込み

最後に、空港で海外旅行保険に申し込む際のメリット・デメリットについて考察してみまししょう。空港で海外旅行保険に加入するやり方は二つあり「自動販売機」「保険カウンター」で加入することができます。

最大のメリットは、なんといっても旅行直前にぎりぎり滑り込みセーフ、ということです。つまり、時間が無かったり忘れていたりと、当日までなんだかんだ保険を掛けられなかったような場合でも、最後の最後に申し込むことが可能です。

出発直前での申し込みが可能

さらに、所要時間も、こうしたぎりぎりのケースを想定しているので、早いです。10分くらいで完了します。

一方デメリットとしては、プロセスを簡素化するためか、シンプルなセットしか用意されていませんし、急いでいればじっくり考える時間もありません。インターネットなどで、実際にどの特約が本当にいるのか、いらないのかを取捨選択すればもう少し安上がりになるケースもあり、そう考えるとインターネットなどと比べると高くつきます。

まとめ:どの申し込み方法がお勧めか

上述の通り、それぞれメリット、デメリットがあり、実際にどの申し込み方法が適しているかは、その時々の状況に応じて異なりますが、私個人の好みで言えば「インターネットでの申し込み」が安く、かつ手軽なこともあり、一番おすすめです。