ドイツ旅行:ベルリンと観光客向けデートスポット

ベルリンはドイツの首都で、当然ながら観光客も多く、あるいは新婚旅行で来られるかたも少なくないと思います。

今回は、そのため、旅行客の方が楽しめるようなベルリンのデートスポットに関してまとめていきたいと思います。

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ベルリン基本情報

ベルリンはドイツの首都にして最大の都市ですが、地方分権化が発達したドイツにおいては産業や金融の中心というわけではなく、あくまで人口が一番多いと言う意味での最大の都市です。古くは30年戦争、そして第二次世界大戦におけるソビエト軍による徹底的な破壊をうけ、戦後は長らく東西に分かたれていたベルリンですが、ベルリンの壁崩壊からすでに30年近くが経過しようとしています。

さて、旅行地としての魅力ですが、多くの博物館や美術館、ブランデンブルグ門やベルリンの壁をはじめとする東西冷戦を象徴する歴史的な建物など、見所は目白押しです。

一方で、東側諸国からの移民の流入や、外国人旅行客を狙った犯罪の増加で、治安はお世辞にもよいとは言えないドイツの都市の一つです。ですので、街中に発達した地下鉄も、夜以降の利用はあまりお勧めしません。

今回は、そうしたベルリンの魅力をまとめていきたいと思います。

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ベルリンとデートスポット

首都だけあって、外国人の旅行客が非常に多い都市です。それゆえに、外国人向けのスポットもいくつか設けられており、ロマンチックなスポットもなくはありません。今回は、その中でも観光目的で気軽に立ち寄れるスポットをいくつか紹介したいと思います。

1. Zoo (動物園)

1844年開園のドイツ最古の動物園でもあり、水族館も併設されています。都心からのアクセスも良く、広大な敷地内をのびのびと散歩することのできるおススメのスポットです。似たようなTier Gartenがベルリン内にありますが、別物なので注意してください。

Im Zoo Berlin können Sie exotische Tiere wie Eisbären, Elefanten, Robben, Löwen und Giraffen bewundern. Auch viele heimische Tierarten und vom Aussterben bedrohte Haustierrassen lassen sich aus nächster Nähe bestaunen.

「ベルリン動物園では、ホッキョクグマ、ゾウ、ライオンやキリンなどといった異国情緒たっぷりの動物たちに驚嘆することでしょう。また同じく、国内の動物たち、さらには絶滅寸前の動物たちまでも間近で堪能することが可能です。」

チケット料金は大人料金で、動物園のみだと14.50ユーロ、動物園+水族館ですと20ユーロです(2017年現在)。インターネット予約もできるようですが、土日に現地で購入してもそこまで並ばずに済みました。

凝った演出としては、夜の動物たちというコーナーがあり、真っ暗な通路を星の光に模した薄暗い灯を頼りに進んでいくというものです(コウモリ、ネズミなどがいたと思います)。

動物の数は豊富ですが、敷地が広いので全部見ようとすると割と疲れます(特に夏場は要注意)。

動物園

動物園

出典:http://www.zoo-berlin.de/en.html

2. Berliner Fernsehturm (テレビ塔)

ドイツ東西分裂時代に東ドイツによって建設された、高さ368mを誇るドイツ一高い建築物です。展望デッキは高さ203mのところにあり、ここからベルリンを一望することが可能で、またバー・レストランも併設されています。

下調べをしてみると、現地でチケットを買うとずいぶん待たされるとの情報でしたので、私はインターネットで前売り券を購入してからいくことにしました。前売り券の種類はいくつかあり、朝のみ、時間指定、夜のみなどで、朝のみと夜のみのチケットは若干割安(2017年現在13ユーロ)です。ただ、前売りの欠点として、当日の天候が晴れだかどうか分からないというポイントがあります。

私は22:00のチケットを予約して向かいました。現地には『事前チケット購入者向け』のレーンが備えられており、そこから悠々と先頭へ立つことができます。エレベーターに乗る前には簡単なボディチェックが行われます。係員のお兄さんに『どこから来たの?』と聞かれたので「日本から」と答えると『コンニチワ!』とあいさつしてくれました。やはり日本人観光客は多いのでしょう。

エレベーターに乗る前にあらかじめプリントアウトしておいた事前予約チケットをピッとスキャンします(ちなみにこのチケット、出るときにも使いますので無くさないようにしましょう)。エレベーター内ではエレベーターガールならぬエレベーターおじさんがいて、ベルリンタワーのことを説明していましたが、さすがにあの高さを何度も下りたり上がったりは体に良くない気がします。

エレベーターを昇ると360°展望可能なロビーになっており、中ではバーも楽しめますが割高です。ついでに、人も多いためあまりゆったりとした気分を味わうことはできません。ここから上には予約必要なレストランが併設されており、そちらが展望ロビーよりもさらに4m高い展望スポットになっています。

テレビ塔

テレビ塔

出典:https://tv-turm.de/de/startseite/

3. Spree川沿い

全長400mにも及ぶSpree川で、ベルリンを横切る形になっています。このSpree川、場所によっては遊覧船を楽しんだり、川沿いで日光浴を楽しんだりと、特段の観光スポットではありませんが、何かと便利です。特にベルリン市内観光にはエネルギーを使いますので、疲れた際は川に浮かんでいる鴨(Ente)の親子を眺めながら昼寝でもするととても気持ちいものです。

4.Museuminsel (美術館島)

ユネスコ世界遺産にも登録されているベルリンの美術館島で、近所ではお土産を売る出店が立ち並んでいたり、記念撮影用の人が準備していたりと、観光スポットとしても有名です。5つの美術館から構成されており、特にベルガモン博物館などはギリシャの神殿のように荘厳なのですが、いかんせん観光客が多く、私が行った時には入場まで1時間待ちというカオスな状況でした。

ちなみに、近くでは中国人の集団が結婚式の記念撮影をおこなっており(多分無断で)、特に人が多かったのを覚えています。

美術館島

美術館島

出典:http://www.smb.museum/museen-und-einrichtungen/museumsinsel-berlin/home.html

5.ブランデンブルグ門

いつも観光客でごった返しているベルリンの象徴ともいえる門で、ナポレオンに像が持ち去られたり、ナチスの式典が行われたり、東西冷戦のシンボルになったりと、なにかと受難の歴史をたどっています。

以下、ブランデンブルグ門としますが、それがつくられたのは18世紀の末で、プロイセン国王のフリードリヒ・ヴィルヘルム2世によって3年かけて完成されました。

さて、どでかい門がたたずんでいる以外には特段の見所の無いスポットです。門の前で記念撮影をして終わりですので、浅草の雷門と同じような形です。

6.ホロコースト記念碑

上述のブランデンブルグ門の近所にある、石碑が迷路のように並べられたところです。近くにはホロコースト情報館もありますが、まあデートでいくようなところではありません。記念碑自体は犠牲者の写真がのせられているわけでもありませんし、ただストーンヘンジのように石碑が屹立しているだけです。

7.ソニーセンター

有名な建築家によって建てられた、ベルリンを代表する建築物の一つです。元々はソニーが所有権を有していたようですが、その後売却されています。中にはエカフェ、レストラン、シアター、その他ショッピング施設が立ち並んでおり、ぶらぶらと中を闊歩するにはもってこいの場所です。

ロケーションはポツダム広場で、町の中心からそう遠くない場所にありますので、アクセスも容易です。私がベルリンを訪問した時はこの駅の近くにホテルを借りたところ、割と便利でした。