ドイツ人と雑談力。ドイツの大学生はどんな会話をするのか

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一通りドイツ語も習得して、ネイティブとぎりぎり会話できるくらいの語学力が身につくと、まず直面するのが「話題」です。一体全体現地の彼らと何を話せばよいのか?どうやって仲良くなればよいのか、という問題が発生します。

今回は、私の経験から、現地の人たちとの話しやすい話題についてまとめていきたいと思います。

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ドイツ人と雑談:自分の意見を明確に述べよう

まず初めに、彼らはお喋りが好きです。カフェで、公園で、レストランで、バーで、あるいは自宅のリビングで、2~3時間は特段理由がなくてもぺらぺらとお喋りを続けていられます。

これはもはや、語学の問題というよりは、コミュニケーション能力、もう少しいうと、いかに物怖じせずに相手と会話できるかにかかっています。特段、私はコミュニケーション能力があるわけではないのですが、一応何とかやっていけているのは、ひとえに、誰が相手でも怖いものなしに会話できる性格のおかげだと思います。

勿論、話し手の学力や性質によって話す内容は異なりますが、まず、基本的に彼らの会話の特徴は「私はこう思う(Meiner Meinung nach…)」です。嘘でも適当でもいいのですが、とりあえず、これはヨーロッパ人全体の特徴かもしれませんが、自分の意見をはっきり言うことが重要です。

一つ例を出しましょう。ドイツ人がよく興味を持ってくれる日本の話題の一つに(幸か不幸か)「原発」があります。以前、道をぶらぶらしていて仲良くなったお婆ちゃんに「お前は何人か?」と聞かれ「日本人だ」と答えると日本の津波と原発についてどう思う、と無茶振りされたことがありましたが、ここで「良く分からない」と言うと、当然会話は終了します。

その辺は、日本人の特性なのか、あまり適当なことが言えませんが、一応、世論としてではなく、自分の意見である、と断りをいれたうえで、そのトピックに対する見解や、自分の経験を語った方がよいでしょう。

私はよく、原発の可否に関してきかれると「経済学を専攻している自分としては、原発を即座にストップさせることはエネルギー需要の面で問題であると思うが、一方で、東京で東日本大震災を経験した身から言わせてもらうと、やはり極力、それに代わるエネルギーの推進を急いでほしいものである」的な形で答えています。

こうやって、即興で自分の意見を相手に伝えるというのは、TOEFLやIELTSのような英語のスピーキングのテストであったり、あるいはTestDaFのようなドイツ語の試験でもでてきますので、それだけ、日常生活でも使いどころがあるということでしょう。

特に『スピーキング』に関して、日本人は特に苦手意識を持っています。それは、単に言語の問題だけでなく性質の問題ではないかと私は思っているのですが、TOEFLしかりIELST(英語の試験)しかり、○○分時間をあげるので、自分の意見を述べてください、と言われたところで、それが仮に日本語であっても、思うように伝えられない人が多いのではないでしょうか。

実際に、大学受験のためにTestDaFを受験しましたが、こうした場面でなんとなく役に立っている気がします。

どんなトピックが好まれるのか

続いて、ドイツの友人とどんな会話をするのか、というところを見ていきましょう。まず、私とドイツ人、一対一で話しているときには、基本的にはこちらのスピードや、合わせやすい話をしてくれます。こういうシチュエーションであれば、スポーツとか、出身とか、ドイツに来た理由とか、昨日したこととか、適当に話していればいいでしょう。

問題は、ドイツ人5~6人と一緒に居酒屋へ行ったとき、彼らがどんな話をしているのか、というところです。これは、付き合うメンツにもよるので何とも言えませんが、一例を出しましょう。例えば、この前何人かと一緒に居酒屋に行きましたが、憶えている限りでは、以下のような会話内容がありました。

住んでいるところの話

グループの一人が、同居人トラブルを抱えており、引っ越しを考えているとのことでした。それで、他のメンツも現在住んでいる環境などに関して意見したり、文句を言ったりするような感じでした。特にオチはありません。

クリスマスの話題

クリスマスはどこかへ旅行するの?もしくは帰郷するの?という話題です。私は、日本に帰るの?と聞かれましたが、飛行機のテロが怖いから帰らない、と言うと、(シベリア)鉄道で帰ればいいじゃない、と言われました。多分そっちのほうが危ないです。

この前寿司を作ったよ!

と、ドイツ人の一人が自慢げに言うので、どんな?と聞いたらご飯の上に肉を乗っけただけ、というので、それは寿司ではない、という話になりました。「なんてこった、俺が今まで食べていたのは寿司じゃなかったのか」「だからそんなに腹が出てるんだ」みたいなやり取りがあった気がします。

まあ、そんな感じで、多分完全に和訳すると、日本人同士の居酒屋での会話と、そんなに大差ないと思います。ただ、割とヨーロッパの人は表現が大げさですので、無駄にこちらも合わせるようなケースが多いです。

また、ドイツ人と飲み会に行くと、常にどこから連れて来たのか、新しいメンツが加わっており、いつも自己紹介をしています。そんなオープンマインドなドイツ人ですが、調べてみると、彼らも初対面の際はやはり不安を抱いているようです。

Zumeist fühlen sich Menschen gehemmt andere Menschen anzusprechen bzw. mit ihnen ins Gespräch zu kommen, weil sie Angst haben, nicht die richtigen Worte zu finden, sich zu blamieren, oder gar dieses peinlich Schweigen auftritt.

『大抵、人々は別の人々と会話をするときや、彼らと会談するときでさえも「適切な言葉を見つけられるか」「恥ずかしい思いをしないか」と不安を抱いているがゆえ、人見知りしてしまいがちであるか、あるいは全く黙りこくってしまうかである。』

私も大学に入りたてのころ、初対面のドイツ人と話すときはいつも不安でしたが、何度も自己紹介をして、知り合いが増えてくると次第に会話の調子や、進め方に慣れてくるようになりました。

一番いけないのは日本人同士のグループで固まってしまうことだと言うのはよく聞く話ですので、とりあえず、最初のうちはきついですけど、多少無理くりにでもドイツ人の輪に入って行って場馴れしておきましょう。

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