ドイツの学生の送る一週間の流れその1(語学学校編)

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日本から来たばかりのころは、ドイツの暮らしのことは何もかもが未知数でした。授業の進め方もどのようなモノか分かりませんし、友だちもいない状況です。

今回は、よりドイツでの暮らしを具体的に描写するため、一週間の流れを追って説明していきたいと思います。今回は『語学学校』の時の一週間の流れ、次回で大学院の生徒としての一週間の流れをまとめていきます。

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ドイツの語学学校の一週間の流れ

これは、時期によって異なります。というのも、ドイツに来たばかりのころはドイツ語が話せませんし、つるむ友人も、英語が通じる同じクラスの人であったり、日本人だったりと限定されてきます。

逆に、TestDaFを受験する前の一週間や、ドイツ語がかなり話せるようになってからの一週間は、これまた暮らしぶりが変わりますので、それぞれのシーンでの一週間をまとめていきたいと思います。

1.語学学校の一週間(A2レベル程度のころ)

最初の頃は行動できる範囲が限られています。勝手がまずわかりませんし、友だちも少ないです。というわけで、私がドイツに到着して最初の一ヵ月目くらいの行動パターンです。

月曜日
9~12時まで午前中の授業、13~15時まで午後の授業。授業では主に基礎的な文法事項を学び、あとは子供のやるような言葉遊びをして語彙を増やす。昼食は友人と近くの大学の学食へ。授業後は語学学校のスポーツプログラムに参加し、公園でサッカーをする。

火曜日
午前中の授業のみ。昼食は中華料理やで食べ、その後町をぶらぶらして気分転換。午後は韓国人の友達(同じくドイツ語あまり話せない)とポーカーをやって遊ぶ。

水曜日
午前中+午後の授業。昼食は市役所の社員食堂で食べる。午後の授業後は語学学校のプログラムに参加し、近くの植物園に行く。同じクラスの友人と夜はKneipe(居酒屋)へ行き、ビールを2~3杯飲む。

ドイツのKneipe

ドイツのKneipe

木曜日
午前中のみの授業。授業後は翌日までの宿題を図書館で行い、時間が余ったので近くの美術館へ行く。

金曜日
午前中+午後の授業。授業後は一度家に帰り、家でぐだぐだする。20時頃から日本人の友人とKneipeに行き、ビールなどを飲む。

週末
語学学校のプログラムで、隣町まで遠足を行う。一週間分のドイツ語の文法の簡単な復習を行う。

これは、あくまで私のモデルケースです。特に私は、ドイツに誰も知り合いがいない状況で来たので、最初の頃は遊ぶ友達も少なかったですし、一人で町を散歩したり、日本人のクラスメイトと会う時間が多かったです。

また、私の語学学校は、結構頻繁にプログラムを組んでくれて、それが友達を作るのの助けにもなりました。

2.語学学校の一週間(C1レベルごろ)

続いて、割とドイツ語のレベルが上がり、ドイツ人の友達もできて来たころの一週間の流れを見ていきましょう。また、このころは並行してドイツ語のテストの勉強もしていました。

月曜日
午前中+午後の授業。近くのイタリア料理屋でパスタを食べる。授業後は、ドイツ語のテスト(TestDaF)のためにドイツ語の学術雑誌などを読み、備える。夜まで図書館でドイツ語の勉強を行う。

火曜日
朝から語学学校でプレゼンテーションのテスト。昼食後は語学学校のプログラムに参加してロッククライミングをおこなう。その後、そのままクラスメートのロシア人とイタリア人と一緒にビールを飲みに行く。

水曜日
午前中+午後の授業。息抜きのために自転車で30分かけて山のほうへ行く。

木曜日
午前中の授業。午後はドイツ人の友人と、カフェでケーキを食べながらタンデムを行う。将来は日本で働きたいという変わり者。その後、夕食もかねて軽くビールを飲みに行くが、翌日も授業なのでさっさと切り上げる。

金曜日
午前中+午後の授業。TestDaFのためにライティングの勉強を行い、講師にチェックしてもらう。ドイツ人の友達から連絡があり(いつも急)、夜は自宅でぐだぐだするからおいでと誘われる。22時到着するも、まだ他のやつは来ていない。24時頃メンツが集まり、クラブへ連れて行かれる。朝5時、帰宅。

土曜日
昼過ぎに起床。図書館にて、ドイツ語のテストに備えて夜まで自習。夜は、仲の良かったスペイン人が帰郷するので、みんなでお別れパーティーをおこなう。夜3時までKneipeでダーツをして、そのまま徒歩で帰宅。

ドイツのバー

ドイツのバー

日曜日
酒を抜くためプールとサウナに行く。翌週の語学学校の課題を終わらせ、後はテスト対策の勉強をおこなう。午後、一人でケバブを食べに町へ繰り出す。

このころは勉強、運動、息抜きのバランスが取れていた気がします。どうしても、日本人は日本人同士で固まってしまう傾向があり、それでは中々ドイツ語の向上に役立ちませんので、私は極力頑張ってドイツ人の友人を見つけるようにしました(タンデムや、その友人の紹介などで)。

飲み会の数は、時期によりますが大体週に1~3回のレンジで、流石に試験前は全く行きませんでした。ただ、飲み会と言ってもドイツ語でコミュニケーションをするわけで、ちゃんと勉強にもなりますので、試験前2週間くらいまでは割と行けるときは積極的に参加していました。

それと、予算に関してですが、居酒屋に行く場合、基本的に御飯は家で食べて来るのがドイツ流で、日本人のように居酒屋でビール+おつまみ、ということにはなりにくく、一回居酒屋に行ってもせいぜい5~10ユーロ程度です。

次回は、大学生の一週間についてまとめていきたいと思います。