日本で散々事務手続きをしましたが、ドイツでもすぐにやらなくてはいけないことがあります。『住民票』の登録です。
これは、州によるようですが、原則として1週間~2週間以内に終える必要があります。これをしておかないと銀行口座の開設も行えませんし、図書館のカードも使えません。
ちなみに、この処理を放っておくと罰金が科せられるとのことで、注意しましょう。
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住民票登録の流れ
基本的に住民登録が行えるのは「市役所(Rathous)」においてです。住民票登録はドイツ語で「Anmeldung」ですので、市役所の受付かどこかで受理してもらえるところを確認しましょう。
必要なのは、パスポート、および「現住所が分かる書類」です。具体的には、賃貸契約書などが必要になってきます。
受付で住民票登録したい旨を告げ、受付番号をわたされるのでしばらく控室で待ちます。しばらくしたら呼ばれるので、上記の書類をみせて終了です。
その時に、住民登録しましたよ、という証明書類のようなものをくれるので、それは大切に保管しておきましょう。銀行の口座開設などに使います。
もし、その都市から別の都市に移動する際は、再度住民票の変更(抹消)をしに行かなければなりません。その場合、引っ越し先の都市の市役所でまた登録を行います。同じ都市の中で引っ越しをする場合も同様です。
滞在先のポスト
それに伴って、滞在先のポストに自分の名前を併記してもらうようにお願いします。これをしておかないと、後々重要な書類が届かずに、どこかへ消えてしまいます。
住民票登録をして自宅に到着する重要な手紙と言えば「ビザの申請をしなさい」という通知の手紙、および「ドイツラジオ局からの手紙」です。
前者は、文字通りビザの申請を促す書類ですので、これをもって外人局に行きます。ここから、ビザ申請のための長い戦いがスタートします。後者は、アパートなどに一人部屋で住んでいる場合、「ラジオ受信料」なるものを納めなくてはいけないことを促す手紙です。NHKの受信料徴収のようなもので、実際にラジオを聞いていようといなかろうと、支払う義務が生じます。
このラジオ局からの手紙に関しては以下の記事を参照ください。
住所表記に関して
最後に、ドイツの住所は、日本と同じように郵便番号が存在します。『5ケタの郵便番号』プラス『お住まいの都市』、それに加えて『通りの名前(~Weg)』と『番地』、そして名前、これをもって一つの郵便物が届きます。
ちなみに、日本から海外送金などするときに、̈(ウムラウト)表記ができませんが、その場合は英語表記に直します。
ä は ae
Ö は oe
Ü は ue
になります。例えば、MünchenならMuenchenです。