国内の保険、ビザ関連の手続きは思いもよらぬ労力をかけることとなります。こうした長い下準備を経てようやく、ドイツへ勇んで渡航することが可能になります。
今回は、留学目的でのドイツ入国の際のルール、情報などをまとめていきます。
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ドイツの空港の審査
日本からドイツへのフライト時間はおおよそ12時間くらいです。安い航空会社(エミレーツなど)を利用すれば、アブダビで乗り継ぐこととなり、20時間くらいかかることになります。
私がドイツの空港に初めて降り立って目撃したドイツ語は「Ausgang (出口)」でした。これは、少しだけ参考書で見た覚えがあるぞ、程度の印象でした。
さて、その後、入国審査を空港にて行わなければいけません。学生ビザの取得は基本的にはドイツ国内で行うこととなりますので、この時点では学生ビザを持たれていない人が多いかと思います。ですので、入国審査の際に「ビザ見せて」と言われても「まだ無い」と答えなくてはいけません。
ちなみに、ここで「Nein(いいえ)」と答えると、その後の受け答えがドイツ語になるので、自身がない人は「No」と英語で言っておきましょう。
そうすると次に、大体、入国の目的を聞かれます。入国の目的は学問(Studium)です。そうすると、ドイツの大学の入学許可証か、語学学校の入学許可証を見せろ、と言われますので、ここで見せる必要があります。日本人はビザ無し観光目的で3ヵ月滞在できますので、最悪ここで見せられなくても大丈夫だとは思いますが。
別れ際に「ちゃんと3ヵ月以内にビザの手続きを済ませてね!」と言われ、入国審査は終了です。そんなに難しくありません。
空港から市内へ
どこの空港も大体、市内から離れた場所にありますので、空港から市内へ、電車かバスかタクシーで移動する必要があります。電車がお勧めですが、ドイツの自動券売機は初見殺しです。恐ろしいことに、ドイツには改札が存在しませんので、仮に券売機で間違ったチケットを購入していても、電車には乗れてしまいます。そして、切符をチェックしに来た駅員に間違っていることが見つかると、有無を言わさず罰金(確か50ユーロくらい)を科せられます。
私は券売機の使い方に全く自身が無かったので、駅の窓口で直接購入することにしました。ちなみに、恥をかいたのが、いきなり受付に向かったら「整理券をとって、ちゃんと順番を待ってから来てね」と言われたことです。ドイツの駅の窓口は、大抵整理券式なのです。
また、市内に到着したら、今度は自分の住む家まで行く必要があります。日本のように、不動産屋が管理しているわけではなく、大抵はアパートの大家のところに直接行くか、ホームステイならその家を直接訪ねるかの方式なので、彼らといかに合流するかがキーポイントになってきます。
ドイツの空港では大抵Wi-Fiが使えますので、空港に到着したら、一度連絡を入れておくことをお勧めします。