通貨、言語、時差、飛行機チケット・・ドイツを旅行するうえで知っておきたい基本情報

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今回は、留学ではなく、ドイツを旅行先と見た時のまとめを行っていきたいと思います。特に、日本人にとっても好まれる観光地の一つドイツですが、実際にはどのような見どころがあり、どのように旅行すればよいのでしょうか?

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ドイツ旅行の基本

ドイツは観光大国としても知られており、毎年多くの観光客が海外から訪れます。特に有名なのは、大聖堂のあるケルンや、首都ベルリン、経済の中心地フランクフルトですが、他にも、小さな町へ行けば古い街並みを味わうことができ、旅行として行く分には、恐らくどこの都市にいっても新鮮さを感じられることと思います。

まずは、ドイツという国の簡単な情報をまとめてみましょう。

1.通貨、両替、相場

ドイツはEU加盟国で、通貨はユーロを使っています。2015年末でのユーロのレートは130円で、一時期よりも少しユーロのレートは下がっています(民主党時代は例外的に円高で舌が)。

ですので、国境をまたいでそのままフランス、スペイン、スロバキアなどを周遊することができますが、隣国のポーランド、チェコ、イギリスなどはユーロではないので、この辺の国に一緒に旅行する場合には、両替をする必要があります。

欧州中央銀行

欧州中央銀行

よくある質問として、ドイツに旅行するときにはいくらくらい両替していったらいいの、と聞かれることがありますが、旅行のグレードに応じてです。朝から晩までフルコースの料理を食べて、スポーツやアクティビティを楽しみたいのであれば、ものすごいお金がかかりますが、普通に過ごす分には、多く見積もっても一日60€(8000円)くらいあれば大丈夫です(ホテル代除く)。

パン屋、ハンバーガーやケバブなどのファーストフード、この辺の相場は日本と大差ないか、日本よりもちょいと高い程度で、味付けられたパン一個300~400円程度です。カフェは200円くらい、ちゃんとしたカフェのお店で飲むと300円くらいで、ケーキなどは400円程度です。

コップ付グリューワイン

コップ付グリューワイン

クリスマスマーケットのシーズンになると、よくクリスマスマーケットの相場を聞かれますが、日本のお祭りの出店程度の感覚でオッケーです。ポテトやクレープ、ワインなどですが、大体一品3~4€程度、なお、ワインは多くの場合デポジット制で、お店に返すと1€か2€返却されるようなシステムです。

昼はランチが多くのレストランで設けられており、ディナーほど高くは無く、10€(1300円)くらいでも十分なクオリティの食事を楽しむことができます。ただ、ディナーは割と高めで、お酒も入るとなると、チップ含めて一人当たり4~5000円は見積もっておいたほうが良いかと思います。というのも、通常、お酒をがっつり飲む場合は、家で食事を済ませてから居酒屋に行く、という暗黙の了解がドイツの学生たちの中ではあり、日本の居酒屋感覚で、飯とアルコールを一緒に楽しむ、ということは、あまりありません。

さて、お金の両替に関してですが、お勧めはマネーパートナーズの外貨両替制度を使って、成田でユーロを引き出して渡航するやり方です。色々比較しましたが、これが一番外貨両替手数料が安く収まります。

ですので、極力両替手数料はケチるのが得策です。もったいぶらずに言うと、『マネーパートナーズ』というFX口座開設し、FXは行わずに外貨両替だけおこなうと手数料がものすごく削減できます。

どうしても間に合わない場合は、日本の空港で両替するほうが、ドイツ国内で両替するよりはレートは安いはずです。ドイツの両替レートは無駄に高いと評判ですので。また、クレジットカードはちゃんとしたバーやレストランでも割と使えないことが多いので、現金を持っていくことをお勧めします。

2.言語

ドイツ語です。英語も、インフォメーションセンター、レストラン、ホテルなど、旅行する分にはほとんどどこでも通用します。タクシーなどは一部通じない場合があります。あとは、年配の方などは英語が通じない方も多いですが、普通の旅行で関わるような人には、ほぼ間違いなく英語が通じると思っていて良いでしょう。

個人的には、ドイツ人の英語はネイティブの英語よりも聞き取りやすいです。ただし、ベースが我々が習ってきたアメリカ英語ではなく、イギリス英語ですので、時々聞き取りづらいところもあるかもしれません。TOEIC換算で700点くらいあれば、旅行中の聞き取りに関しては恐らくあまり問題なく過ごせるのではないでしょうか。

それと、日本語話者ですが、ガイドなどに日本語通訳を設けているアジア諸国と違って、ほとんど見受けられませんし、恐らくガイドをつけるとなるとえらく高額になると思います。

3.ドイツまでの道のり

頑張れば北京からモスクワまで列車が通っていて、そこからドイツまで陸路で入れないこともありませんが、一般的には飛行機です。飛行機はざっくりわけると、直行便か、経由便があり、日本からですと後者のほうが安いです。

例えば、二か月先の予約で、成田からデュッセルドルフまで行く飛行機のチケットを比較してみましょう。アブダビ経由のエティハド航空などは、価格も安く(6~7万円程度)サービスも評判がいいですし、機体の安全度も割と良い格付け評価をもらっています。ただし、乗り継ぎでの空港でだいぶ待たなくてはいけないので、成田からデュッセルドルフまで合計24時間程度、丸一日かかります。

例えば私がよく使うDüsseldorf(デュッセルドルフ)の空港ですが、これはデュッセルドルフの市内から10分程度で行けてしまう距離にあります。

Düsseldorf空港

Düsseldorf空港

ロシアのアエロ・フロートはモスクワ経由で、同じく6~7万円でデュッセルドルフまで行くことができますが、合計16時間かかり、かつ機体の安全性や、サービスの質、そしてモスクワでの手荷物検査などであまり評判が良くありません。

ANA、ルフトハンザは直行便で、デュッセルドルフまで12時間で到着しますし、サービス、機体の安全性などで好印象、かつANAの機体では機内で日本語のサービスが多く楽しめるメリットがあります。ただ、値段の方はやや高く、9~10万円程度します。

値段で見ると、エティハド、エミレーツ、アエロフロートがルフトハンザやANAよりも2~3万円程度高い傾向にあり、逆に所要時間に関しては直行便であるルフトハンザやANAが早く、次いでロシアの飛行機、ただし、安全面ではロシア製は評判が悪いと、まとめるとこうなります。

アラブ系は、飛行機安全度の格付けもよく、落ちたニュースも聞かないので、安さも鑑みて私はよくエティハドを使っています。ただ、直行便に比べて12時間遅いので、この12時間に差額である2~3万円以上の価値を見出せる人は、ANAやルフトハンザを使いましょう。

ちなみに、基本的なことですが、飛行機のチケットは早く予約すれば早く予約するほど、安くなります。休暇の予定が決まったのであれば、早めに飛行機を予約するようにしましょう。