長い間滞在していると混ざってしまう!ドイツで英語を勉強する方法

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ドイツ語を勉強するうえで、必ず誰もが困難を覚えるのが『英語とドイツ語の両立』です。

これは我々日本人だけの問題だけでなく、フランス人だろうがオランダ人だろうが、誰でもが口にするような問題です。

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ドイツ語と英語の混同

同じ語族で、単語も文法も似ているというのが大きな一つの理由ですが、似ているがためにふとしたフレーズなどが混同し、まぎらわしいものになってしまいます。

例えば、
英語  :I must study English,
ドイツ語:Ich muss Englisch lernen.

これはともに『私は英語を勉強しなくてはいけない』という意味です。英語、ドイツ語両方とも『~しなければならない』を表す単語が『must』と『muss』で似ているので、あまり問題ないようにみえますが、次の例を見てください。

英語  :I must not study English,
ドイツ語:Ich muss nicht Englisch lernen.

英語、ドイツ語ともに否定を表す『not』と『nicht』を付け加えました。すると、英語とドイツ語ではまったく意味が変わってしまいます。

この場合
英語  :『私は英語を勉強してはいけない』
ドイツ語:『私は英語を勉強しなくてもいい』

こんな感じで、些細な処ですが重要な影響を及ぼしてきます。こうした『ちょっとした混合』がドイツ語と英語にはしばしばあるため、2つの言語を並行して学習するには困難が付きまといます。

ドイツで英語を勉強する必要性

ドイツの大学院試験には、基本的にはドイツ語(B2~C1レベル)の能力が必要とされてきますが、それに加えて学科によっては英語(B2~C1レベル)が必要とされてくるようなところもいくつかあります。

例えばフンボルト大学の経営など英語を優先的に扱うような学科では

at least C1 level of English proficiency (フンボルト大学HPより引用)

『最低でもC1レベルの英語技能が必要である』

(PDFなのでリンクが張れませんが)

と書かれています。

こっちの英語の基準は大体TOEFLなので、TOEFLでC1レベルといったら86~105点レベルです。TOEFLを受けたことの無い人は以下のTOEICのスコアを参考にしてください。大体TOEICでいったら800~900点くらいです。

TOEFLとTOEICの相関図

9~18点  ~250点
19~40点 255~400点
41~64点 405~600点
65~80点 605~730点
81~95点 735~820点
~120点  825~990点

左側がTOEFL(iBT)の数値、右側がTOEICの数値です。

ドイツ語にしろ、英語にしろ、C1レベルまで上達させる、というのはかなり困難です。ましてや、似たような言語を並行して勉強しているという状況ですとなおさら、互いに混同してしまい勉強がしづらくなってしまいます。

また、C1までは求められなくても、やはり学科によってはB2程度は求められるところが多いです(理系や芸術系はこの限りではありませんが)。

例えば、アメリカやイギリスの講師を招聘したり、インターンなどで英語を使う企業に出向させたりと、何かと英語を使う機会は多いのです。

ドイツでの英語勉強法

ドイツは日本よりも周囲に英語を話せる人がたくさんいる状況ですので、日本よりは勉強がしやすい環境だと思います。

とはいえ、まったく話さないでいたり、まったく英文を読まないでいると、ものの三ヵ月もすればすっかり鈍ってしまいます。最初の英語レベルにもよりますが、やはり、最低一日一時間程度は英語を勉強しておいた方が、入試の際にも、入学してからも重宝するでしょう。

というわけで、以下私がドイツで行った英語の勉強法です。

1.英語の勉強は夜行う

私は、午前中は語学学校でドイツ語の勉強をする生活を続けていました。また、家に帰ってからはメールのチェックをしたり、ドイツ語の復習をしたりといった感じで、朝から夜ご飯を食べるまでは『ドイツ語』で生活すると割り切っていました。

そうしないと、例えば朝ドイツ語、昼英語、夜ドイツ語みたいにしていると、果てしなく混同します。

ですので、夜8~9時くらいからは脳を『ドイツ語』→『英語』に切り替えて、インターネットもラジオも全て英語でチェックするようにしていました。

この勉強法は、私にとってはですがかなり友好的でした。もっとも、ドイツ語の試験が近いときはこの『ドイツ語』→『英語』に切り替える時間帯を少し遅らせていましたが、とりあえず一旦切り替えたらその日は再びは切り替えません

頭の中にスイッチをイメージしましょう

頭の中にスイッチをイメージしましょう

2.ドイツ語で書かれた英語の教科書を読む

ドイツの学生たちも、我々と同じように中学、高校で英語の勉強をしています。当然、彼らも試験に受からなくてはいけないので、必死で勉強しますが、基本的にギナジウムを卒業するために必要な英語の能力はB2~C1と言われています。

そのため、ドイツのギナジウム学生が使うような英語の教科書をつかって勉強すれば、大体B2~C1レベルは獲得できる、という皮算用になります。

また、ドイツ語で書かれた英語の教科書には『ドイツ語と英語の違い』もたくさん載っています。例えば、この動詞の働きはドイツ語ではこうだが、英語ではこうである、みたいな感じです。

なので、割と脳のスペースに余裕がある方であれば、ドイツ語を勉強しながら英語の勉強、という効率のよいやり方が可能だと思います。

ドイツ語で書かれた英語の教科書

ドイツ語で書かれた英語の教科書

3.独英(英独)辞書を活用する

これは、2以上に余裕がある人でないと難しいと思います。

例えばドイツ語の文章を読んでいて、分からない単語があったら、日本語ではなく英語で意味を調べる、といったやり方です。逆に、英語で分からない意味があったらドイツ語で意味を調べます。

これも、似たような単語を混同させる危険性がありますが、英独両方の単語をいっぺんに覚えることができる、という魔法のやり方です。

ちなみに私は、あまり抽象的すぎない単語に限ってはこのやり方をしていました。どうしても、多義語である動詞などは日本語で整理しないと追いつかない場合もあるため、複雑な場合は難しいと思います。

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