日本人は差別主義者か?ドイツ人が日本で感じる差別意識、不快感など

我々日本人は、「差別」という言葉に過敏です。白人社会で日本人は差別にあうのではないか、旅行中に差別主義者に嫌な言葉を吐きかけられるのではないか、という思いが常に我々黄色人種である日本人にはあると思います。

しかし、それは日本にいる、あるいは日本を旅行したことのある白人にとっても同じです。彼らも同じように、日本にいるときに差別にあった、不当な扱いを受けた、と不満を言います。

それらは、悪口や暴力のように表立った差別ではないのかもしれません。ただ、それゆえに、自分でも知らず知らずのうち、相手を傷つけていることがあるのです。

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日本人は差別主義者か?

私は日本人ですので、日本人が差別主義者とは思いませんが、日本と日本以外を「区別」するきらいがよくあると思います。しょせん、外人は日本には適合できない、しょせんガイジンである、という意識が、心のどこかで働いているように思えます。

こうした意識は、言葉にせずとも、態度や視線の中に知らず知らずに顕然します。そういった部分を感じ取った外国人たちは、不快な思いをするわけです。

有名どころでは、ベルギー出身で日本で働いた経験のあるアメリ―・ノートンが、その自伝小説「畏れ慄いて」で、白人女性である彼女が日本の大企業でいかに不当に扱われたか、という不満を訴えています。

アメリ―・ノートン

以下、私の知り合いから聞いた、日本で差別にあった(と感じた)、不愉快な思いをした(と感じた)経験をまとめていきたいと思います。

1.店員さんが私と話そうとしてくれない

私の友人のドイツ人(女性)談です。日本でワーキングホリデーをしていた際、その子と中国人の友人とで、東京を1週間ほど旅行したそうです。ドイツ人のこの女性は日本語がそれなりにしゃべれます、日本でワーホリするために、頑張って頑張って勉強したからです。かたや、中国人の娘のほうは、日本語は全くです。

にもかかわらず、レストランや居酒屋に入ると、店員が話しかけるのは常に「中国人の子」だそうです。いくらドイツ人の彼女が頑張って日本語でオーダーしようとしても、金髪碧眼の彼女の言うことを、店員側は取り合ってくれません。確かユーチューブでも似たような動画があった気がします。

2.日本語でレスポンスしてくれない

似たような話ですが、私のドイツ人の友人曰く、彼が頑張って日本語で話しかけようとしとしても、日本人側はなぜかてんぱって、英語で返事をするとのことです。道を聞こうとして日本語で声をかけても、Sorry Sorry no englishといって速足で立ち去っていく日本人を見て彼は唖然としたそうです。

まあ、これは私もドイツで経験があります。こっちがドイツ語で話しかけて、向こうが英語で返事をすると、なんかこちらのドイツ語を馬鹿にされたような、いやな気がします。

3.セクハラを受ける

日本で金髪は珍しいので、日本にいくとナンパされる、声をかけられる、という話を、日本にいったことのある白人女性からはよく聞きます。声をかけるだけならそこまで問題でもないと思いますが、中には「道で会っていきなりセックスしようと言われた」「いきなりキスをされそうになった」という、恥ずかしい話も聞きます。

欧米の男性はオープンですが、こういった意味でオープンではありません。ナンパするにしても、彼らは紳士に行います。欧米=軽いという認識でこのようなおこないをすると、ただ日本の恥さらしとなります。

4.なんでも許してくれる

日本人は、外人に対してそこまで怒りません。例えば、電車の中ではしゃいでる外人がいても、同じ日本人がそれをやっているのと、周りの態度は異なるでしょう。

第一に、日本人が英語で彼らを怒れるスキルがないこともあると思いますが、もっと根深い理由は「どうせ外人だから」だと諦めているからだと思います。つまり、どうせ彼らは野蛮な外国の世界から来たのだから、我々の常識が通用する必要ない、といって、外人に対して何も言わない、という理由です。

例えば、ドイツで間違った道を自転車で走っているとおじさんに怒られます。日本人だろうとアメリカ人だろうと、分け隔てなく怒られます。図書館でうるさくしていたら、やはりどこの国の人だろうと怒られます。

「注意する」というのは、ある意味相手に「やめてくれること」を期待している、期待の裏返しとも取れます。それをしないというのは、彼らにとって差別以外の何物ではない、とドイツ人に言われたことがあります。

5. 外国から来た人を「外国人」だという

ドイツ人の友人が言っていましたが、日本人にとって「日本人以外」はすべて「ガイジン」のようです。どういうことかというと、ドイツからきたドイツ人にも関わらず「ガイジン」、フランスから来たフランス人にもかかわらず「ガイジン」と見なされることに違和感を感じると言っていました。

具体的には、以下のような会話です。

日本人「外国にはコンビニエンスストアはあるの?」
ドイツ人「外国と言っても色々あるし、少なくともドイツには無いよ」
日本人「外国にはコンビニはないのね!」

鎖国体制下の農民などはおそらく、日本以外の全ての国をひとくくりにしていたと思いますが、似たような感じで、海外に一度も行ったことが無い年配の方などは、「外国」=「日本以外の全て」と見なすきらいがあるかも知れません。それぞれの国の人がそれぞれの国に誇りを持っているので、「外国」と一緒くたにすると不愉快な思いをされるかも知れません。

6.日本人のグループに溶け込ませてくれない

日本で働いたことのある欧米人などの話を借りると、日本人は日本人のグループで固まってしまい、自分たちは溶け込めない、とのことです。まあ、溶け込めない側にも溶け込む努力をしない落ち度がある場合もありますが。

多分、日本人である我々の観点からすれば「欧米人は欧米人同士でつるんだほうが彼らもリラックスできるでしょう」とのことなのかも知れません。ただ、基本的に日本に来ている欧米人は日本が好きで来ているので、ちょっとシャイな彼らと、コミュニケーションをとってみてもいいかと思います。

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