ドイツの町並みは、戦争で壊れはしましたが、古い街並みが残っており、街中のカフェなどもそうした景観にマッチしているものが多いです。
そんな中で一人でカフェを飲んでいると、なんとなく気持ちのいいもので、特に夏の晴れた日にはテラス席などで本を読むのもおすすめです。
今回は、ドイツのカフェ事情についてまとめていきたいと思います。
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ドイツのカフェ事情
ドイツの人たちはカフェが好きです。日本ではドトールやベローチェ、スターバックスといったチェーン店が軒を連ねていますが、ドイツではチェーン店というよりも、個人経営のお洒落なカフェが並んでいて、人気なところは昼間も結構な人でにぎわっています。
と、いうか中がにぎわっているカフェは良いカフェですし、にぎわっていないカフェは外れの可能性が高いです。営業時間はまちまちですが、朝の8時~9時くらいから、夜の7時くらいといったケースが多いのではないでしょうか。
カフェは土日も営業しているケースが多いので、そういった点では休日に休むことが多いドイツにおいてかなり助けられることがあります。
お店を探す手段としては、普通に町をぶらぶらしながらなんとなく気に入ったお店に入るという方法でもいいですし、以下のようなサイトでカフェを検索するという方法もあります。
Café, Teesalon, Coffeeshop oder Eisdiele: Nutzen Sie die BerlinFinder-Suche um aus über 800 Einträgen die passende Location in Ihrer Umgebung zu finden.
『カフェ、喫茶店、アイス屋・・このサイトを使えば、800を超えるお店の中から、あなたに適した場所を検索することが可能です。』
もっとも、ドイツ全土のカフェを網羅しているようなサイトはないので、町ごとに上述のサイトのようなところで検索するか、あるいは本屋でカフェなどの情報誌を買ってくる、といった形です。
カフェの問題点
さて、実際にドイツのカフェはお洒落で居心地がよいのですが、メリットばかりではなく、デメリットもあります。例えば以下のようなデメリットが存在します。
1.クレジットカードが使えない
ドイツのカフェ、あるいはバーなどもそうですが、結構な割合でクレジットカードが使えないことがあります(全体の6割程度は使えないイメージです)。
ですので、現金をいつも多く持ち歩いている必要があります。ATMが遠い時とかは少し不便です。
2.Wifiが使えない
これもドイツのカフェなどの良くない点です。今までWifiが使えるようなカフェを私は殆ど見たことがありません。そして、wifiが使えないうえに、既存のルーターなどを持っていたとしても、店の中などではWifiのききが非常にわるくなります。
あくまでカフェでは、落ち着いた環境を楽しむ必要があるようです。
カフェで注文できるもの
カフェの種類にもよりますが、当然のことながらカフェが注文できます。カフェ用語は日本で使用しているものと大体同じで、カプチーノ、エスプレッソ、ラテマキアート、といった単語が通用します。
料金は2~3ユーロ程度が相場ですが、例えばパン屋の自動販売機のようなところで湧かされるコーヒーであれば1~2ユーロ程度で飲むことができます。
その他、基本的にはカフェでは軽食やケーキのようなものが注文できる仕組みになっており、例えばタルト、ケーキ、サラダなどが4~8ユーロ程度で注文することができます。ただし、個人的にはカフェでの食事は割高ですし、他の飲食店と比べて量が少ない傾向にありますので、お腹が空いている場合にはあまりお勧めできません。
あくまでカフェですので、昼食と夕食の間のちょっと小腹がすいたときとかに、コーヒーのついでに注文するようなイメージで、日本でいうランチもやっているカフェなどと一緒に考えることはできません。
ドイツの料金システムの難しいところですが、前払いのところと後払いのところがあります。最初の注文の際に値段を言われたら最初に払うようにし、何も言われなかったら最後に『bezahlen bitte』と言いましょう。
人が込み合っているような店舗では前払いのことが多いですし、個人経営のこじんまりとしたことろでは後払いのところが多い印象です。また、食器を片付けるかどうかなども、結構その時の雰囲気によって変わりますが、二階席などを使用した場合は最後にカウンターまでコップを返してあげると親切です。
ちなみに、チップに関してですがCafé&Barのようなところでない限り、特段チップを支払う必要はありません。
どんなときにカフェを活用するのか
ドイツのカフェにいると、周りにいる人
たちは以下のカテゴリに分類することが可能です。
- 勉強している人
- 友達や恋人と会話している人
- 食事や飲み物を独りで楽しんでいる人
1.勉強している人
日本でも、スターバックスなどで勉強している人がいると思いますが、ドイツでもカフェで勉強するということは別段珍しいものではありません。特に、試験前になるとパソコンや参考書を持ち込んで、机いっぱいに資料を広げている学生をよく見かけます。
ただ、ドイツのカフェで勉強するときのデメリットとして、日本と比べて周囲がうるさい、という問題があります。この辺はむき、不向きがあると思いますので気を付けましょう。
2.友達や恋人と会話している人
この目的で来ている人が一番多いように思えます。同性でも異性でも、ちょっとした空き時間などに、会話をしつつコーヒーを飲む目的で来る人が多いです。
友達に聞いてみたところ、別に何時間居てもカフェの方はそんなに問題でもないようですが、早い人では10分くらいで店を出ていく人もいますし、その辺は結構まちまちです。
3.食事や飲み物を独りで楽しんでいる人
カフェの多くには新聞が置かれており、一人で新聞を読んだり、のんびりと窓の外を眺めながらコーヒーを飲む人の姿もちらほら見かけます。昼間っからサラリーマンの一人客なども見かけますが、なんとなく日本よりは気持ちにゆとりがあるようにも見受けられます。
ですので、一人でカフェに来ることはとりわけて不自然なことでもありませんので、ドイツのカフェを楽しみたいときは積極的にお店に入ってみましょう。