本当に価値がある?ドイツに語学留学するメリットは?

オーストラリアやイギリス、近場ですとフィリピンなどで英語留学のプログラムが良く組まれています。かたや、ドイツ留学(語学留学)というのは、あまりメインストリームとしては聞きません。

実際に、英語ではなくドイツ語を語学留学する意味はあるのでしょうか?今回は、ドイツに4年間生活した経験から、ドイツ語学留学の意味についてまとめていきます。

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ドイツに語学留学する意味

私の見た限りでは、以下のケースに該当する場合、ドイツに語学留学する意味はあると思います。

  1. ドイツの大学・大学院での就学を考えている
  2. ドイツでの就職を考えている
  3. ドイツ人との結婚を考えている
  4. その他仕事・学業に関連してドイツ語のスキルが必要

まず、ドイツの大学には募集要項があり、英語だけのところ、ドイツ語も求めるところ、ドイツ語だけ求められるところ、などまちまちです。この中で、講義の中でドイツ語を求められるような大学に応募したい場合、ドイツに語学留学する意味合いはあるかと思います。

続いて、ドイツの企業に就職したい場合です。「ドイツの企業と仕事する場合」と「ドイツの企業で仕事する場合」では、ドイツ語の持つ意味合いが根本的に異なってきます。前者の場合、我々は外部からドイツの企業と折衝するため、英語でのやり取りも十分可能です。

しかし「ドイツの企業で仕事する場合」を想定すると、20人のオフィスにたった一人自分だけドイツ語が話せないとして、みんな英語で会議を行ってくれるでしょうか?答えはノーで、ドイツの企業で働きたい場合、ドイツ語のスキルがビジネスレベルに達していることが望ましいのです。

あとは、結婚、仕事、学業などに関連して、ドイツ語が必要になってくることもあります。学者、研究者、エンジニア、マーケットリサーチなどで、日本で直接ドイツ語のスキルが必要になってくるケースもあり、その場合はドイツへの語学留学は非常に有用です。

これらに共通する点として「何か行いたいこと、目的があり、そのためにドイツ語が必要」というところです。この「明確な目標」がある場合、ドイツに語学留学する意味合いはあると思います。

それゆえ、ドイツへの語学留学は、常に「その先のキャリア」を見据えたものでなくてはいけません。後述するように、ドイツ語はそこまで使い勝手のよい言語ではありませんので、英語のように「ペラペラならつける職種が増える」という魔力を持っていません。

ですので、以下のような場合、ドイツに語学留学する意味合いは少ないかと思います。

ドイツ語を勉強したらなんとかなるか?

私が語学学校などで会ったなかで、よく見かけたのが「ドイツ語は日本での就活で有利になる(気がする)」とか「ドイツ語は仕事でつかえる(気がする)」といったものですが、私は、あまりそうは思いません。

まず、ドイツに来て気付いたのが、基本的にドイツ人の学生、および一般的な会社で働いている大卒のドイツ人は、例外なく英語が話せる点です。ですので、ドイツの企業と連絡をするにしても、英語が話せればそこまで問題ありません。

その点に関して言えば、中国語や、スペイン語のほうがもうちょっと有意義な気がします。彼らは、みんながみんな英語に堪能ではないので。

私も、ドイツ語がペラペラになったらもっと仕事の幅が広がるんじゃないかと、若干期待していた部分がありましたが、現実はそんなに甘くありません。例えば、通訳、翻訳のアルバイトをするにしろ、ある程度の実務経験が求められますし、通訳・翻訳の業界は「分野」ごとに得手不得手が存在します。

「ドイツ語で金融機関に務めていた人」であれば金融関連の翻訳・通訳の仕事が見つかるかもしれませんが、「単に語学学校でドイツ語を勉強した人」に対して、企業は翻訳も通訳も頼みません。

もう少し付け加えると、語学学校の勉強だけでドイツ語を完璧にするのは難しいです。教師は良くも悪くも「上手なドイツ語」を話します。大学に入ったら、生徒同士が文法などめちゃくちゃで話している光景を目にします。ドイツには訛りも存在します。そのため、語学学校の無菌室で培ったドイツ語では、中々「くだけたドイツ語」を理解するのに苦労するのです。

最初のポイントと比較すると、こうした、目的なしに「ドイツ語を勉強したらなんとかなる気がする」という理由でドイツに語学留学をするのは、あまりお勧めしません。実際に、あまり使い勝手が良いとは言えない言語ですので、思った以上に利用できる幅が狭いことに驚くと思います。

そうすると、仮に「ドイツへの語学留学」という目標があるのであれば、留学エージェントなどを通じて将来設計も一緒に行っておく必要があります。もちろん、その場合、語学の授業料だけではないので高額になります。

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