さて、以前A2のところで『動名詞の作り方』をまとめました。
動詞の頭文字を大文字にする
動詞の前にDasをつける(必ず中性名詞化する)参照元:動詞の名詞化 | 僕のドイツ留学
今回は、それにオプションが加わるだけの形式ですので、そんなに難しいものではありません(詳しいzuの使い方や、不定詞に関してはまだ先にやります)。
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zum+動名詞
ここでは、zuは不定詞を作る『接続的』な用法ではなく、『前置詞的』な用法をします(英語のtoが前置詞的用法、名詞的用法、形容詞的用法などあったように)。ドイツ語の『zu』は多義語なのでいろいろな意味がありますが、基本的な英語の『to』のような働きをすると考えていれば大丈夫です。
ですので『~するために』という形をつくりたければ、以前勉強した『動名詞』を用いて『zum+動名詞』という形にすればいいだけです。
なぜzuではなくzumなのかというと、動名詞は必ず『中性名詞』化されているので、zu+demの短縮形の『zum』という形をとるのです。
さっそく以下の例をみてみましょう。
(彼は生きていくために必要な金さえもっていない)
例2:Kinder brauchen eines Platz zum Spielen.
(子供たちには遊ぶための場所が必要だ)
例3:Ich habe keine Zeit zum Arbeiten.
(私には仕事する時間が無い)
例えば以下のようによく耳にする形で憶えてしまうのがいいと思います。
- ~Zeit zum 動名詞 で『~をするための時間』
- ~Geld zum 動名詞 で『~をするためのお金』
- ~Platz zum 動名詞 で『~をするための場所』
以下、練習問題をいくつか用意しましたので時間のある方はトライしてみてください。
練習問題
1.ドイツ語訳
『私は今日たくさん本を読む時間がある』
Ich ( ) ( ) Zeit ( ) ( ).
2.ドイツ語訳
『あなたは、仕事のために何を必要としますか?』
( ) brauchen Sie( ) ( ) ?
3.和訳
Ich benutze freie Stunden zum Lesen.
以下、解答をのせておきます。
↓ ↓ ↓
練習問題の解答
1.ドイツ語訳
『私は今日たくさん本を読む時間がある』
Ich ( habe ) ( viel ) Zeit ( zum ) ( Lesen ).
2.ドイツ語訳
『あなたは、仕事のために何を必要としますか?』
( Was ) brauchen Sie ( zum ) ( Arbeitem ) ?
3.和訳
Ich benutze freie Stunden zum Lesen.
→私は暇な時間を読書にあてる。
今回は深入りしませんのでこれくらいで終了です。Zuに関しては用法がたくさんありすぎてやっかいなので、次第に憶えていきましょう。