photo credit: Werner Kunz via photopin cc
このブログの当初の主旨は、私自身がそうであるように、何年か社会人経験を積まれた方を対象に、ドイツの大学・大学院受験までのプロセス、およびそれに伴う問題点、現地での生活や、ドイツ語の勉強方法などを記載していくことでした。
ただ、長い事ブログを書き続けている間に、それ以外にも、ドイツへの旅行、保険処理関係、ドイツの歴史、時事問題的な記事も書くようになってきましたので、現在のところ特に留学のみに関わらず、「ドイツ全般」に関するブログとして読んでいただければ幸いです。
この記事では、私がドイツに来た目的について、自己紹介を交えつつ簡単に触れていきたいと思います。
私の自己紹介ですが、日本の大学を卒業した後、都内の証券会社で約4年半程度、営業職として働いてきました。もちろん、日本の企業特有の仕事疲れはあったものの、そこまで仕事自体に不満を感じていたわけでもありませんし、今でも前職の人とはいい関係を持っています。
そのまま会社にとどまるようなキャリアプランを考えていたのですが、ある時、仕事で欧州に学士・修士合わせて6年間の留学経験のある方と知り合う機会がありました。これが私にとって人生の転機になったようです。
と、いうのも、それこそ私は、仕事で多少なりとも英語を使う機会や、学生時代に海外旅行などに行く経験などはありましたが、その方のように、欧州の大学にいき、そこで全く異なる価値観を学ぶ機会はありませんでした。
ですので、お仕事を通してその方の話を何度か聞くうちに、その方の、自分とは全く異なる大局観、行動力、価値観、などに次第に心惹かれていったのです。
私はそもそも大学を出て普通の企業に就職し、海外とは無縁の生活を送っていたのですが、それ以来、漠然と何かをしたいという気持ちが芽生え始めました。おそらく、お金のような目的よりも、単純にその方の「新鮮な考え方」に惹かれたのだと思います。
それから1年ほど、私はドイツ語の勉強と並行しながら海外の情報を収集する生活をおくりました。
そしてちょうど仕事上で4年の区切りがつき、あるプロジェクトも完成したところで、私は会社を辞め、留学を志したい旨を上司に伝えました。
退職の流れなどは、後日詳しくまとめていこうと思いますが、そのとき同僚や友人などにも何度か引き留められました。それは私が仕事のできる人間だったから、というより、会社を辞めて海外に行く、という選択をあまりしそうにない人間に見えたからだと思います。ニュアンスとしては「本気か!?」的な意図が含まれていたのでしょう。
ただ、自身の将来やりたいビジョン、ただ漠然とやめるのではなく、将来のキャリアアップのために外国で修士を取得し、どんな形でもよいので日本と外国の綱渡しができるような仕事に携わりたい、という目的をもって辞めることをお話したところ、納得いただき無事円満退職を果たした次第です。
その後、ドイツの語学学校で半年ほど受験のための準備をし、大学院での受け入れが決まったため、皆様の参考になればと思い、今ブログを立ち上げさせていただきました。
将来的にはドイツで金融関係の職に携わり、日本の金融市場との橋渡し的な役になりたいと考えています。
以下に、このブログでまとめていること、人気の記事などを記載します。
ステップ1.ドイツ留学の目的を定める
ステップ2.スケジュールを立てる
ステップ3.留学に必要な費用を確認する
ステップ4.情報を収集する、語学学校などを選定する
ステップ5.退職・国内事務手続き
ドイツと日本の国際競争力の違いは?なぜドイツの輸出産業は成功したか
ドイツ的視点からひも解く:日本型経営の問題点、日本産業はなぜ衰退したのか
ドイツ海外旅行の際の海外旅行保険基礎知識
ドイツ国内の交通機関比較