『スーパー、海辺、スタジアム』ドイツ語のin.an,aufの使い方

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前回に引き続き前置詞+場所に関する成句のまとめです。

前置詞の項でも書きましたが、基本的には以下の前置詞は
『in』=~の中に(~の中へ)
『auf』=~の上に(~の上へ)
『an』=~に接して
という意味です。

例1:Das Buch liegt auf dem Tisch.(その本は机の上にある。)
例2:Ich lege das Buch auf den Tisch.(私はその本を机の上に置いた。)

時を表したり、特定の動詞と組み合わせて使うとまた違った意味になることもあるのですが、とりあえず上記のような意味で視覚的に感じてください。

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スーパー・川沿い・スタジアム

この辺は感覚的なところなので数をこなす以外にしょうがないので、少し練習してみましょう。

例1:Ich gehe ( ) den Supermarkt .(スーパーマーケット)
→私はスーパーへ行く。

例2:Ich gehe ( ) den Meer.(海)
→私は海辺へ行く。

例3:Ich gehe ( ) Shalke. (シャルケ)
→私はシャルケの試合を見に行く。

それぞれ、(   )に入る前置詞を考えてみてください。
in, auf, an のいずれかです。

正解は以下の通りです。
例1:Ich gehe ( in ) den Supermarkt .(スーパーマーケット)
例2:Ich gehe ( an ) den Meer.(海)
例3:Ich gehe ( auf ) Shalke. (サッカーチームの名前)

『例1』に関してはそんなに問題ないと思います。居酒屋、スーパー、映画館、ホテル、デパートなど、建物の中に入っていく際は基本『in+名詞』です。
ins Kino gehen=映画館へ行く

『例2』に関しては少し解説が必要です。他にも、海や河原や北極海やインド洋な、水辺へいくときは『an +名詞』です。水の中に入るのであれば別ですが、休日を『水の中で過ごす』というのは考えにくいので、『水辺へ』としたい場合はanを用います。

ちなみに、大学で勉強する、大学に入学する、などもanを用います。
an der Uni studieren=大学で勉強する

『例3』aufは~の上に、という意味ですので、屋根が無い場所、例えばフリーマーケットや、島や、スタジアムに行くときは『auf』を用います。なので例えば
島に上陸する=auf der Insel landen
となります

重要なボキャブラリー

das Kino:名詞
映画館、映画という意味です。もとはKinematogaph(映写機)からきています。また、英語と同じ『der Film』も映画と言う意味を持ちますが、こちらはカメラのフィルム、層、なども意味も持ちます。

die Insel:名詞
英語のisland,日本語の『島』を意味します。示す範囲としては日本と同じで、クレタ島やシチリア島といった小さなものから、日本やイギリスのような国も広義の島です。オーストラリアは島ではなく大陸『der Kontinent』です。

Shalke:固有名詞
ギーゼンキルヒェという、西ドイツの駅にある国内1~2を争う人気サッカーチームです。元は、ルール工業地帯の劣悪な環境で暮らす労働者のために気晴らしにつくられたものでしたが、それが今では大きなスタジアムを持つようになりました。

毎日、いたるところで落盤や、爆発や、酸欠による事故が相次ぎ、また炭鉱の粉塵・メタンガスは彼らの肺を徐々に蝕み、40歳になるころには誰しも病気で仕事できない状態であったと言われています。

ちなみに、香川のいるドルトムンドとは宿敵の間柄です(阪神vs巨人のような)