すべてが高水準!高額なオンライン英会話のメリット・デメリット

商品やサービスを選ぶ際には、何事においても「自分に適した商品(サービス)」かどうか、が重要になってきます。いかにみんなが進める洋服でも、自分に似合わなければ意味がないですし、それは語学の勉強も同様で、重要なのは「何が自分のレベルや目標に即しているか」といった部分です。

今回は、オンライン英会話の中でも一番高級な価格帯を設定しているオンライン英会話会社の特徴についてまとめていきたいと思います。

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高級なオンライン英会話とは

その名のとおり高給なオンライン英会話のことで、30分辺りの単価が4000円、5000円、といったこともあります。例えば、ECCなどはすでに通学用スクールとして講師陣を抱えており、そういったインフラなどを利用していますので、通学するのと同じクオリティのサービスが享受でき、それゆえ強気の価格設定になっているわけです。

特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

  • 年季のはいったプロの英語講師を採用、非常に高クオリティ
  • すでに既存のインフラを利用している形が多い
  • 至れり尽くせりのサービス
  • 価格帯は高額、30分あたり4000円~5000円も

では、30分辺り300円程度の格安オンライン英会話と比べて、なぜ10倍も開きがあるのでしょうか。こうした高級オンライン英会話が高いには、以下の2つの理由があります。

  1. 講師の質がよいので、講師の給料が高い
  2. サービスに力を入れているので、人件費が高い

もちろん、あまり簡略化しすぎてもいけないのですが、一応ざっくりと上述の2点が、他のオンライン英会話のコンテンツと比べて「なぜ高いのか」を理解するうえで重要になってきます。

講師が良いとは、具体的には専門の資格をもち、何年も講師経験のあるようなネイティブ講師ですので、英語力はもちろんのこと、教え方も格安のオンライン英会話とは比にならないほどですし、英語以外の分野での教養もしっかりと身についており、話していて楽しいと感じます。また、教材もかなり質の良いものを使っており、これもコストがかかります。

続いてサービスとは、英文の添削サポート、英語の勉強の仕方のコンサルティング、などが挙げられます。ここには英語の先生だけでなく、日本人のスタッフも関連してきますので、彼らへの人件費などがかかってきます。

高級系オンライン英会話のメリット・デメリット

さて、上述の特徴を見てみると、高級なタイプのオンライン英会話は、最初から最後まで、放っておいても全部やってくれるようなパターンです。いわば、いたれりつくせりの高級旅館のようなものです。逆に、ただ泊まるだけが目的の人には不釣り合いです。

つまり、ここまで行き届いたサービスを必要としない人たちにとっては、すでに受講料に含まれているであろうサービスの部分は無駄になります。具体的には、ある程度英語の勉強法が確立できてさえいれば、プロの講師を雇っているが、サービスまでは面倒を見ないタイプのオンライン英会話を利用するほうが安上がりです。

対して、多少金に糸目はつけないから、最短で、かつ最高のクオリティで英語の勉強がしたい、という場合にはうってつけだと思います。

ですので、メリット面を見てみると

  • 至れり尽くせりのサービス
  • 専門的な知識を持った知的な講師陣
  • 授業だけでなく、英語勉強法一般に関わるカウンセリング

といった面がメリットとして挙げられます。一方で、デメリットとしては

  • とにかく高額になる
  • 人によってはいらないサービスも存在する
  • 簡単な気持ちで始められないし、途中でやめづらい

といった点があります。

仮に私が億万長者で、日本にいながら来月までに英語のレベルをC1までに高めなさい、と言われたら、迷わず高額なオンライン英会話(ないしは通学)を選択します。ただ、現実的に50万も100万円も英語の勉強にかけられるのか、といわれると怪しいところで、実際のところ、高給取りや会社の費用で通っている顧客層が大半です。

とりあえず、ネイティブ講師による英語学習がどんなものかを知りたい場合、無料体験レッスンや、そのほかのもう少し格安なネイティブ系オンライン英会話などと比較してから決めたほうがいいでしょう。この辺は、限界効用逓減の法則のように、1万円払えば5000円払った分の2倍の速度で英語が身に着く得られるわけではないので、自分の懐事情に応じた「落としどころ」が重要なのです。