ドイツでビザを再発行:ビザ発行中のドイツ国外への海外旅行について

日本に半年帰国していたため、ドイツでの学生ビザがまだ有効であったにも関わらず失効してしまいました。今回は、ビザ再取得および申請中の問題点についてのまとめです。

ビザの再発行

知っての通り、ドイツでは住居を移すたびに住民票を変更する必要があるのですが、今回も日本からドイツに帰国後、いつも通りに市役所で引っ越しの手続き(Anmeldung)を済ませ、しばらくしたら以下のような通知がきてしまいました。

ich habe die Mitteilung vom Einwohnermeldeamt der Stadt 〇〇 erhalten, dass Sie sich zum 01.04.2017 wieder in 〇〇 angemeldet haben.
Da Sie sich zwischenzeitlich länger als 6 Monate im Ausland aufgehalten haben, ist Ihr Aufenthaltstitel, der Ihnen am 〇 X. 2015 erteilt wurde, erloschen.
Als japanische Staatsangehöriger dürfen Sie visumfrei nach Deutschland einreisen. Sie müssen dann, sollten Sie sich länger als 90 Tage in Deutschland aufhalten wollen, einen neuen Antrag auf Erteilung einer Aufenthaltserlaubnis stellen.

「このたび、4月1日付でドイツは〇〇市に住民票登録をしたという通知を住民局から受けました。貴方は6か月以上ドイツ国外に滞在していたため、2015年〇月×日交付の滞在許可証は失効しております。日本国籍保持者は、ドイツ国内にビザなしで入国することが可能です。90日を超えてドイツ国内に滞在する場合、再度滞在許可証の申請をおこなってください。」

厳密にはビザではなく滞在許可証というようですが、わたしには違いがよくわかりません。要するに、なるべく早く新しい滞在許可証を取得しないといけない、ということだけわかりました。

基本的に、申請の流れは最初に申請した時と同じで、申請用紙、大学の生徒であることの証明書、健康保険、などが必要になります。以前の申請と同じくまた110ユーロもかかることもあり、特に再申請だからといって手を抜いてくれるわけではありません。ちなみに、以下が私の在住する町での必要となる書類です。

  • Antrag (im Anhang dieser Mail)
  • Nationalpass (Original und Kopie)
  • Kopie des Aus- und Einreisestempels
  • Flugtickets Aus- und Einreise
  • Krankenversicherungsnachweis (in Kopie)
  • Immatrikulationsbescheinigung
  • Nachweis über die Finanzierung des Lebensunterhaltes (in Kopie)
  • a) Verpflichtungserklärung nach § 68 AufenthG
    b) Kontoauszüge mit ersichtlichen regelmäßigen Geldeingängen (720 Euro mtl.)
    c) Sperrkonto mit 8.640 Euro für ein Jahr oder 17.280 Euro für zwei Jahre
    d) Stipendiennachweis
    e) Arbeitsvertrag

  • Mietvertrag (in Kopie)
  • aktuelles biometrisches Passfoto
  • Gebühr (110 Euro)
  • 申請書
  • パスポートの原本とコピー
  • ドイツ出国、入国時のパスポートのスタンプのページのコピー
  • ドイツ出国、入国時の飛行機チケット
  • 健康保険のコピー
  • 大学の在籍証明書
  • 資金証明
  • a)68条に定められた経費負担証明書
    b)月額720ユーロの入金
    c)年間あたり8640ユーロまたは二年間で17280ユーロの銀行残高
    d)奨学金証明書
    e)労働契約書

  • 部屋の賃貸契約書
  • パスポート用の写真
  • 110ユーロ

ちなみに、ドイツ入国が、別の国を経由しての入国で、バスや電車などでの場合、そのチケットが必要です。ない場合は割と困ったことになりますので、イレギュラーで陸路で(オーストリアなどから)入国する場合、必ずその際のチケットを保持しておきましょう。

ビザの発行中にドイツを出国する

さて、今回はあまりにも急なことであり、ビザも当然有効なままだと思い込んでいたので、実はビザ手続き中にドイツ国外へ出かける予定をたててしまっていました。ここで疑問になるのが「ビザの手続き中にドイツ(シェンゲン外)国外に出ることはできるのか」という問題です。

まず、法的には、90日以内の出入国の場合、何の問題もありません。ただ、実務的な問題として、ドイツのビザがないと分かった場合、空港や飛行機のカウンターなどで搭乗を拒否される可能性が出てきます。というのも、万が一ビザがなくてその国に上陸できなかった場合、責任の所存は飛行機会社が負うことになるため、飛行機会社は搭乗前に必ず我々のビザのチェックをします。確かに制度上は入国から90日以内の場合観光ビザが有効なはずですが、すべての空港や飛行機会社がそのことを知っているとは限りません。

そこで、裏技的に活躍するのが「Fiktionsbescheinigung(仮発行ビザ)」です。これは、観光ビザの有効期限である入国から3か月以内に書類上の不備などによってビザが発行されない場合に、間に合わせのものとして発行してもらう紙ベースのビザなのですが、今回はこれを特別に発行してもらうことにしました。

これがあれば、ビザと同じ効力を発揮するので、空港や飛行機のカウンターでも見せれば文句は言われません。ちなみに、発行に20ユーロかかりました。また、正式なビザが発行され次第、このFiktionsbescheinigungは返還しなくてはならないので、無くさずにとっておきましょう。

ちなみに、この「ビザ発行中の国外への渡航」に関するルールは国ごとに違うようで、滞在している国の外人局に確認しましょう。

ビザは何年有効なのか

さて、ビザの申請欄には「いつまでドイツにいたいのか」と書く項目があります。そりゃあ、いれることならずっといたいのですが、そのように申請欄に書くことは問題ないのでしょうか?

外人局の方に確認したところ、その欄に記入するのは「自分がドイツに滞在したいマックスの年数」だそうなので、永遠にいたいのであれば永遠にいたい、と書き込むこと自体はまったく問題がないそうです。最終的には、そのマックスの年数を限度に、大学の残り年数や、手持ちの資金などを考慮に入れて、正式な滞在許可証の有効期限が決定されます。

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6 Responses to “ドイツでビザを再発行:ビザ発行中のドイツ国外への海外旅行について”

  1. jiit より:

    初めまして、こんにちは。

    現在ドイツの大学に在籍し、ドイツ国内で生活している者です。
    ブログをいつも楽しく拝見しています。
    お忙しいところ大変申し訳ないのですが、一時帰国に際してドイツ出国前になされた、ドイツ国内での手続きについてお伺いしたいのですがよろしいでしょうか?

    半年間の一時帰国をされた際に、出国前にドイツ国内の市役所にて転出届を提出されたかと思いますが、ドイツ国内の銀行口座もその時に解約されましたか?

    私自身も近々、半年程度ドイツを離れる可能性があり、それに際して銀行口座をどうするべきか悩んでいます。原則としては解約しなくてはいけないのでしょうが、ドイツ再入国後の手間を考えるとどうしても躊躇してしまいます。

    同様の経験のある人が身近におらず、どうするべきか判断できかねているのですが、一時帰国時の経験をお話しいただけたら幸いです。

    • 俺ドイツ! より:

      こんにちは、正直私もよく分かっていないです笑

      例えば、ドイツ国内で引っ越して、銀行に引っ越ししたことを伝えず、3ヵ月くらい放っておいたら、
      罰金(というか、私の新しい住居を特定するための調査費的な何か)を20ユーロくらいとられました。
      ドイツをしばらく離れる場合は、運が良ければ引っ越し前の住所に延々と毎月の手紙が送られてくるだけで、
      実害をこうむるわけではないです笑 

      • jiit より:

        返信ありがとうございます。

        ここ数日間、渡航予定先の国へ手続き等のため出かけていたため、お礼を申し上げるのが遅れてしまいました。すみません。

        実は渡航予定先の国もドイツ語圏であり、必要な単位を現地の大学で取得するためにドイツを離れるのですが、半年の滞在後にドイツへ戻らずそのまま現地の大学に在籍し続ける可能性も大きくなってきたため、渡航先の銀行口座へお金を移すまでドイツ国内の口座を残せないか銀行側と相談してみようと思います。

  2. Fiktion より:

    ご存知かもしれませんが、Fiktionbescheinigungは状況によって以下の3つに分かれます。

    1. 滞在許可を持たない人が、滞在許可を申請している最中に申請するもの(Erlaubsfiktion)

    2. 違法滞在者が何らかの事情で発行してもらうもの(Duldungsfiktion)

    3. すでに滞在許可を持っている人が滞在許可更新の際に(カードの発行が遅くなるからなどの理由で橋渡し的に)発行してもらうもの(Fortgeltungsfiktion)

    Fiktionsbescheinigungを持っている最中にドイツから出国して再入国ができるのは、上記の3にあたる人のみということになっているのですが(滞在法)、この記事を読む限りでは俺ドイツ様は1に該当するのではないかと思いました。これに関して外人局から何か説明はありましたでしょうか。

  3. Fiktion より:

    Fiktionsbescheinigungに関して質問です。ご存知かもしれませんが、Fiktionsbescheinigungには以下の3種類があります。

    1. 滞在許可を持っていない人が滞在許可申請中にもらうもの(Erlaubsfiktion)

    2. 滞在期限を過ぎてしまった人などがもらうもの(Duldungsfiktion)

    3. 滞在許可更新中の人がもらうもの(Fortgeltungsfiktion)

    (どのFiktionに当たるかはFiktionsbescheinigungにも記載されていますね)

    滞在法上では再入国できるのは3のFortgeltungsfiktionに当たる人、つまり元々有効な滞在許可を持っている人が更新に時間がかかる(例えば新カード発行が元の滞在期限までに間に合わない)などの理由でFiktionsbescheinigungをもらった場合とされています。

    こちらの記事を読む限りでは、俺ドイツ様はどちらかというと1のErlaubsfiktionに当たるかと思ったのですが、ドイツ再入国に関して外国人局から何か説明はありましたでしょうか。

    もしかしたら元々滞在許可をお持ちだったということでまた話は別なのかもしれませんが、通常ノービザでドイツに来た人が滞在許可を申請する際に何らかの理由でFiktionsbescheinigungが発行された場合は1のErlaubsfiktionとなり、滞在許可が正式に発行されるまでは再入国は認められないというのが滞在法上での解釈になります。

    • 俺ドイツ! より:

      返信遅れてすいませんでした!
      そして、そのような種類があることは知りませんでした。外人局からは、何も説明を受けていません笑
      おっしゃる通り、私の場合1に該当しそうですが、以前ビザを持っていたので、特例で3が発生したのか、それとも田舎の外人局だったので、
      そもそも相手側が解釈を勘違いしていたのか。

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