日本とドイツの大学生活:ここが違い、10のポイント!

ドイツの大学と日本の大学とでは、様々な部分で異なる点が存在します。その中でも特に、私がドイツの大学院に入学し、学生生活を通じて日本と違うと感じた10の点をまとめていきたいと思います。

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ドイツの大学・日本の大学・異なる10の点

厳密には、私は日本では学士、ドイツでは修士を勉強しましたので、はっきりと同じ条件での比較とは言えませんが、それでもある程度の傾向はつかめるはずです。

これからドイツの大学・大学院を目指す人、すでに合格通知を貰い、入学が決まっている人などは、参考にしていただければと思います。

1.試験はボールペン

まず、重要な点ですが、ドイツをはじめ、欧米の大学では、基本的に試験の際に鉛筆やシャーペンではなく、ボールペンを使用することが原則となっています(大学だけでなく、IELTSやTestDafのような語学試験でも同様です)。

日本では鉛筆と消しゴムを使って試験をおこなうことに慣れてしまっていますが、ドイツの大学院に入ると「消しゴムを持たずに試験に臨む」という、日本では考えもしなかった経験をすることになります。

2.アシスタントが授業を行う

日本では、大学の講義は基本的に教授が行いますが、ドイツでは、アシスタントも授業を行います。このアシスタント制度自体、日本にはない制度で、教授の研究のサポートや、プレゼンの作成、上述のように講義の手伝いなどを行う者たちです。

アシスタントは学生ですので、やはり教授と比べると授業のクオリティは落ちます。

3.授業が終わったらコンコンコン

授業終わり、あるいはプレゼンが終わった際などは、机をこぶしでコンコンコンと叩きます。いわゆる拍手のような意味合いを持っています。これを知らないと、最初の講義に出席した時にびっくりすると思います。

4.サークルは存在しない

日本の大学でいうようなサークルのようなものは存在しません。しいていうなれば、Vereinという、クラブ活動的なものがありますが、非常にゆるい活動で、参加しようがしまいが自由です。

では、どこで友人や恋人をつくるのかというと、パーティ、インターネット、図書館、講義の隣の人など、ありとあらゆる場面で彼らはオープンです。

5.出席点はつかない

日本の講義では、出席点やレポートの提出、宿題の提出によっていわゆる「努力値」が加味されますが、ドイツではそれらは存在せず、基本的に期末試験の成績一発勝負で決まってしまいます。

ですので、全部の講義に出席していても試験の出来が悪ければ平気で落第しますし、逆に一度も授業に出なくても、試験さえよければ最高の成績を得ることが可能です。

6.学費が(ほぼ)無料

日本の私立大学では年間100万円ちょい、国立でも50~60万円はするでしょうか。ドイツの場合、国立大学の諸経費は基本的に1セメスターで200~300ユーロで、年間を通じても10万円には達しません。

これは、イギリスやアメリカ等、他の英語圏の大学と比べてドイツの大学院の大きなメリットだと思います。これによって、多くの国の研究者がドイツの大学・大学院をめざします。

7.セミナーは1セメスターごと

日本では、セミナーは特定の教授のもと、1年や2年などある程度の期間、他のゼミ生たちとともに時間を過ごすようなシステムですが、ドイツのセミナーはもっとさばさばしていて、1セメスターで終了します。

しかも、そのセミナー内でも、ゼミ生同士の交流が日本のようにあるわけではなく、講義に出席し、あとはセミナー論文を提出して終了、場合によってはグループワークもアリ、程度のものです。

8.学生は年齢も国籍もバラバラ

日本の大学生は、基本的に高校を卒業後(浪人する人もいますが)、大学に入ります。ドイツの場合、インターン経験者、転部経験者、海外留学や海外放浪経験者など、大学や大学院の開始前にクッションを挟むものもまちまちで、割と年齢に開きがあります。

学部生でも18歳から28歳、大学院生であれば上は32歳まで、私の知る限りで見かけたことがあります。

9.友達の友達はみな友達

日本の大学生の生活は、基本的にサークルや同じ語学クラスなど、同じ枠内で友人を作り、つるむような感じだと思いますが、ドイツの場合もっと広く浅く、友達が友達を紹介します。ですので、いつもの友人と飲みに行くと、知らない友人を平気で連れてきたりしますし、居酒屋などで隣り合って一緒に別のグループと飲むこともあります。

10.大学の成績がものすごく大事

最後に物凄く需要な部分ですが、大学・大学院の成績は将来に大きく影響してきます。日本の場合、大学の成績よりも、サークル・部活・大学外での活動を評価されるきらいがありますが、ドイツの場合はひたすら合理的に、自分の専門に関わること、すなわち「学歴」「成績」「職歴」など具体的なものが評価されます。

そのため、大学・大学院ではみないい成績をとるために必死です。日本の大学生ように「落とした」「受かった」ではなく、「優秀な成績を得た」「そうでもなかった」の世界です。

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