ドイツのWGで外国人と共同生活をするときのトラブル・問題点と解決策

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以前、ドイツで学生が宿を探す際には、WGでの生活が一般的であることをまとめました。今回は、そのWGでの生活をどのように快適に過ごすべきなのかをまとめていきたいと思います。

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WGという共同生活とトラブル

WGとは、以前紹介したように、同じ家の中で、部屋だけ区切って、幾人かの人々が一緒に生活することで家賃を浮かせるドイツで一般的な方法です。それは、国籍、性別、年齢、そして言語を越えた共同生活であるがために、時には思いもよらぬトラブルに発展することになります。今回は、どのようなトラブルがWG生活で生じて、どのように解決していけばよいのかをまとめていきたいと思います。

1.誰が買う?消耗品の交代制

まず、私が入居した時、ちょうどセメスターの変わり目だったこともあり、私を含め、何人か新しくWGに加わった人々がいました。最初に直面した問題が、トイレットペーパー、食器用洗剤、衣服用の洗剤、手洗い用ソープなどを、誰が購入するか、という問題です。個別に買って別個に使うとなると、キッチンに食器用洗剤が5個も6個も並ぶことになりますし、それはそれで問題です。

始めのうちは、ローテーションを決めて回していたのですが、同居人が何人もいると、今現在誰で止まっているのかすぐにわからなくなり、結局人の良い人が何度も買いに行く羽目になります。

それは余りにも不平等だろう、ということで、我々はローテーション表を壁に張って、購入した人は順々にチェックをつけていく、という方法にしました。これであれば、誰で止まっているのか一目で分かります。このローテーション表が張られていこう、消耗品による問題は解決するようになりました。

2.掃除の問題

私は掃除が嫌いな日本人ですが、中には掃除が好きな方もいるでしょう。テレビをつければ、今にも崩れてきそうなごみ屋敷で暮らしている人の姿を見たことがある人もいるかもわかりません。同じ日本人同士でさえこうも違うものですから、国籍が異なるとなると、当然、掃除に関する見方も全然異なります。

一般的に、ドイツ人はきれい好きです。ただし、これは一般論であって『日本人は一般的に時間に厳しい』とうのと同じで、中には度を越してルーズな人もいますし、結局のところ個人の性格によるところが大きいです。

私たちが共同生活を始めてから二週間も立たないうちに、トイレとキッチンが汚れるようになりました。当然、水回りは汚れやすいものですし、ましてや6人や7人で暮らしていたら、6倍も7倍も汚くなるのが早いです。そして、ある日気が付いた南米系の生徒が、きれいにするようにしていました、その次も、またその次も彼がやり、しまいには彼が当然のことながら怒り始めました。

一般的なWGのキッチン

一般的なWGのキッチン

というわけで案の定、掃除に関してもローテーション表が作られ、毎週末にもちまわりで掃除が行われるようになりました。ただし、ここで問題なのが、掃除の程度には個人差がある、ということです。例えば、中にはまめな人がいて、廊下のチリ一つ見逃さず、冷蔵庫のシミ一つ見逃さずに、熱心に掃除をする人がいます。対して、私のように、とりあえず見える所だけきれいにしておけばいいだろうと言う考えで、とりあえず掃除機だけかけて終わってしまう人もいます。

また一ヵ月も立たないうちに、掃除の仕方に不公平がある、とトラブルになりました。かたやキッチンの掃除に1時間もかけて、かたや10分で終わらせているのですから、当然と言えば当然です。これを踏まえて、今度は掃除は『チーム制』で行われるようになりました。各チームに几帳面なやつと几帳面でないやつを混ぜて几帳面なやつに監督してもらえば、さながら学級委員長に睨まれた小学生の掃除のごとく、真面目にやるだろう、という考えです。このやり方は成功し、今もこれでローテーションが組まれています。

3.消耗品以外は誰が買う?

中には、決してトイレットペーパーのように必需品ではないが、あれば必ず我々の生活がより快適になるであろうグッズが数多く存在します。例えば、私たちの住居には当初、足を吹くお風呂マットがありませんでした。当然、シャワー室は毎回びしょびしょになり、見かねた誰かがバスタオルをそこに引きましたが、ものの1週間で見事にべちょべちょになっていました。

流石にあれだろうということで、私はお風呂マットを買うことにしましたが、このお風呂マット、ドイツでは思っていたよりも高く、何回も洗って使えるようなものは5000円くらいします。流石にこれを一人で買うのは馬鹿らしい、ということで、みんなに相談することにしました。ミーティングの開始です。

中には、いや、別に要らないんじゃないか、というツワモノもいましたが、賛成過半数の可決で、購入が決定し、割り勘で買うことにしました。お風呂マットが通るとなると、あれがほしい、これがほしい、と言い出す人々がいますが、基本的に毎月一度の多数決による民主主義制度で、常にそれが必要かどうかを決めるようにし、ちゃんと割り勘で購入しています。

他に買ったものと言えば、キッチンのシンクラックや、テフロンのフライパンなどです。

4.騒音問題の対策

私個人的には掃除はあまり気にならないのですが、私が日本人だからか、代わりに騒音には割と敏感です。対極にあるのがアフリカ系、アラブ系の人々で、夜の10時11時を過ぎても部屋でわいわいしています。一度、アフリカ人生徒が、夜中、私の試験前に部屋でユーチューブの大音量でブートキャンプ(アフリカ版)を始めたので、流石に切れて部屋に怒鳴りにいったら、ものすごく雰囲気悪くなりました。

騒音問題に関しては、一人で対応すると難しいので、誰かの助けや同意を得て、相手側をマイノリティーにするしかありません。幸いにも、私の場合、他の同居人(ドイツ人たち)が私を擁護する立場に回ってくれたので、10時以降の騒音は禁止、と正式にルールが決められました。

あとは、部屋の貸主を味方につけるのも一つの手です。当然ながら、部屋の貸し手はトラブルを避けたがりますし、騒音苦情で部屋の評判が悪くなって、新しい入居者が来なくなったらことですので、相談すればちゃんとした対応をしてくれるはずです。

5.ごみの分別問題

ドイツ人は当然ごみの分別問題は分かっています。ただ、我々外国人には、どれが紙のごみで、どれがプラスチックのごみなのか(牛乳のパックはどっちか、など)、時に混乱することがあります。そして、あまりに度を越してごみの分別を間違えると、罰金を取られることもあるそうです。

ゴミの分別

ゴミの分別

これは、罰金を取られる恐れがあることを同居人にしっかり説明し、かつ図や一覧表などで教えて回るしかありません。上述の通り、我々は定期的にミーティングをおこなっていますので、その中でごみの分別方法の講習などをおこなっていたら、自然と分別ミスは減るようになりました。

6.持ち物の管理

冷蔵庫内には、無造作に調味料や卵や、牛乳が置かれており、正直誰かが使ってもわからない状況にありますし、近くのスーパーでみな買ってくるので、メーカーも同じという状況です。

この状況下で、自分の食材を勝手に使われるのを避けたい場合はどうすればよいかというと、対処法はありません。一々食材に自分の名前を書いている人の話も聞きますが、買うもの一つ一つに名前を書くのもえらく面倒ですし、そこまでしても人の食材を勝手に使う人は勝手に使うでしょう。

こればっかりは今のところどうしようもないので、WGの避けられない問題の一つとして放置しています。

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