ドイツで土日祝日に不意に体調が悪くなったとき!時間外病院

長いこと海外に滞在していると、やはり不測の事態も生じがちです。今回は特に海外長期滞在者が不安を抱えている健康面でのトピックについてまとめていきたいと思います。

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ドイツ滞在中の急な怪我や病気

まず、ドイツの医療機関のシステムですが、土日はお休みです。一般的な病院(内科、歯科、皮膚科、耳鼻科など)の平日の営業時間はその医院によってまちまちですが、大体18時くらいまでで、予約を入れていないと受け付けてもらえないところが多く、その場合、例えどんなに熱があろうと歯が痛かろうと診察してくれません。

さらに土日に加えて祝日も同じく休業日ですので、ドイツの休日が続くようなとき、イースターなどで3連休、4連休ともなるとその間ずっと高熱にうなされたり、痛みに耐えなくてはいけないことになります。

さすがにそうならないようにちゃんと代替手段は用意されており、どこの町でも大抵は時間外対応をしている病院、大学病院があります。こうしたところは平日の深夜まで、あるいは土日祝日も営業しており、咄嗟のときに役立ちます。もちろん、これは救急病院とはちょっと違い、交通事故や重篤な一刻を争うケガ・病気の場合は365日24時間救急車が出動してくれますが、救急車を呼ぶほどではないにしろ、休日明けまでは耐えられそうにない、という際にはこうした土日営業の病院施設を利用することとなります。

ただこの大学などの営業しているサービスですが、正直いって質はよくありません。ドイツだから医療機関の質は良いだろう、と思っている方が多いと思いますが、別に全部が全部良いわけでもなく、当然中には質の良くないものも存在しますし、過信は禁物です。

以下、私の体験談を載せていきます。

土曜日に喉に激痛が・・・

さて、数週間前のある日、右側の喉の辺りに激痛が走り、唾をのむのも飯を食べるのにも差し支えるような状況に陥りました。発熱したら扁桃腺が腫れる、という経験はよくあるのですが、それとはまた別個のモノで、腫瘍でもできたのではないかと思うくらいの激痛でした。

さて問題は発病したのが土曜日ということで、前述のように緊急外来以外の医療機関は閉まっています。というわけで、あまり気が進まなかったのですが土日も営業している大学病院に行き、検査をしてもらうことにしました。ちなみに、他にも似たような理由で訪ねてくる人が多く、診察まで2時間近く待たされました。

さて、ここには喉の中をみるスコープもなければ、レントゲンもありません。ただの問診ですので、当然限界があります。医者が言うにはリンパ腺が炎症をおこしているんだろうから痛み止めを出しておく。とのことで、週明けになっても痛みが続くようだったら別の医者にかかってくれ、となんとも投げやりな形でした。ちなみに、ドイツの法律で、土日も対応している薬局があり(ただし持ち回り制)、帰り際に受付で確認する必要があります。

自宅に帰って痛み止めを飲みましたが、案の定一向に効き目はなく、むしろひどくなるので、翌日(日曜日)再度同じ病院を訪れます。ここでもあまり進展はなく、親知らずが傷んでいるのかも知れないから、明日月曜日になったら歯医者に行ってみれば?と言われ、別の痛み止めを処方されます。今思えば、抗生物質くらい処方してくれてもよさそうなものですが。

月曜日になって、朝一であちこち歯医者に電話をかけたら、ようやくその日の午後に診察してもらえるところがみつかり、ようやく痛みから解放されると思って赴きます。ただ、レントゲンをとってみたり、歯をトントンと叩いてみてもあまりしっくりこないようで、今度は耳鼻科に行くことを進められます。とはいえ、その日はすでに午後を回っており、今から予約しても診察は翌日以降になるとのことで、さらにもう一晩我慢することになりました。

さて翌日、すでに3日程度痛みで寝れていない状況ですがる思いで耳鼻科を訪れます。耳鼻科と最初に訪れた大学病院の決定的な違いは、医療器具がそろっているので、問診だけではなく、しっかりと検査が行えるところです。さっそく喉の中を見てもらうと、喉に魚の骨かなにかでできた傷がついており、そこが化膿だか炎症だかをおこしているので、抗生物質を飲んでお茶で毎日3回ずつうがいしなさいと言われます。案の定、言うとおりにしていたら2日程度で痛みが引いていきました。

このように、たらい回しにされることはよくありがちです。大学病院じゃなくても、Hausarztという、ドイツ人が具合が悪くなったときに最初に訪れる内科で、基本的にどこの医者にいったほうがいいわよ、と振り分けられるのですが、この最初の診断を誤ると、今回のようにあっちにこっちにたらい回しにされる現象が起こります。ですので、まずドイツで新しい都市に居住を始めた際には、信頼のおけるHausarztを知り合いなりに確認しておくことが肝心です。

医者にかかるときのコツ

私の場合、ドイツの医者にかかる時には以下の2つを必ず用意していきます。

1.現在の症状、既往症、時系列をまとめた紙

流石に2年近くドイツにいるのでこのくらいは応答できますが、それだと言い漏れ、言い忘れが発生する可能性があるので、とりあえず伝えたいことは全部メモに起こして、医師に渡すようにしています。

特に、必ず聞かれるようなこと「いつから症状が続いているの」とか「どんな症状?」とかはドイツ語(英語)で答えられるように準備しておきましょう。

2.医師への質問

ドイツの医師は多忙ですので、さっさと診察を切り上げようとしてきますが、必ず診察を終える前に以下のようなことは確認するようにしています。

「治療中に食べていいもの、いけないもの(アルコール、タバコ、辛いものなど)」「どれくらいで治らなければまた来た方が良いのか」「その他気をつけなければいけないこと」この辺は抑えておくのと、念のため私は病名をドイツ語か英語でメモにしてもらっています。そうすれば、次回この病院が閉まっていて別の医療機関にかかる際にも伝わりやすいからです。

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