ドイツの雪山でスノーボードを楽しむ方法と必要な持ち物一覧

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ウィンタースポーツといえば『スイス』です。スイスの雪山にはヨーロッパ各地からスキーやスノーボードを楽しむ観光客が集まりますし、雪質も最高です。

ただし、スイスでウィンタースポーツを楽しむとなるとかなりコストがかかりますし(5万円くらい)、遠いので中々気軽に行けないというデメリットがあります。

今回は、ドイツで気軽にスノーボード、スキーを楽しむ方法についてまとめていきたいと思います。

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ドイツのスノーボード事情

ドイツは、スノーボード人口が少なくはありませんが、どちらかと言えばスキーに人口が偏っているような形です。実際に雪山に行っても、7割~8割程度はスキー客で、コースも結構スキー向けに作られているところが多いです。

私はスノーボードしかしないので、スキーの事情はよく分かりませんが、雪質としては日本よりは悪いかな、といった印象です(あくまで印象です)。パウダースノーではなく、もう少しきめの粗い雪です。そのため、たくさん降るとブレーキのききは良くなります。

スキー・スノーボードの季節としては大体12~2月後半あたりが該当しますが、場所によっては降ったり降らなかったりで、私が2月末に行ったときには雪山がところどころはげているところもありました。

ドイツ国内でスキー・スノーボードの楽しめる場所に関してですが、以下のようなサイトで最寄りのスキー場を検索することができます。

ドイツのゲレンデ一覧

ドイツのゲレンデ一覧

http://www.skiresort.de/skigebiete/europa/deutschland/

ただし、実際にその時期にその場所にどの程度雪が積もっているのか、といった情報は直前で天気予報やWeb Cameraなどを利用して調べるしかありません。特に大きなスキー場は大抵、Web Cameraが整備されていて、当日の状況が分かるようになっています。

ドイツのスノボーで必要な物

さて、ドイツでスノーボードをしようと思った場合、借りられるもの、借りられないものが存在します。まずは、当日に借りられるものから見ていきましょう。

当日にスキー場で借りられるもの

当日にスキー場で借りられるものとしては、以下のようなものが該当します。

  1. スノーボード、スキー板
  2. ヘルメット
  3. ボード用の靴

この三点セットは大抵どこでも借りられます。金額の目安としては、ボードとボード用の靴で20ユーロ程度です。ドイツのスキー場の問題の一つが『ウェアの貸し出し』を行っている店が非常に少ないということです。

私の行った雪山は、たまたま一軒だけウェアを貸し出している店を探し当てましたが、スキー場によっては貸し出しをおこなっていないようなところもあるのかも知れません。もし心配な場合は、該当の雪山のショップの検索をかけて、事前にウェアを取り扱っているか確認してみましょう。

ですので、

  • スキージャケット
  • スキー用ズボン
  • に関しては疑問符つきの『貸出可』のものです。知り合いに借りられたらそれがベストです。ちなみに、上下セットで10ユーロ前後です。

    当日借りられないもの・必要な物

    以下、もしかしたら借りられるのかもしれませんが、基本的には自前で持ってこざるをえないもの、あるいはドイツのスキー場にて必要となるもののリストをまとめます。

    1. パスポート
    2. 替えの洋服

    まずは超必須アイテム2点です。パスポートがなぜ必要かというと、ウェアやボードを借りるときの身分証明書として必要で、これが無いと借りられません。

    また、替えの洋服は、ドイツのウェアのサイズが欧米サイズで大きいので、かなり水が滲みてきます。そのため、日本以上に帰りの洋服の心配をしなくてはいけません。

  • ゴーグル
  • 手袋(防水)
  • 帽子(ニット帽)
  • これらは『必須』ではありませんが、できればあったほうがよいです。ただし、ゴーグルは風が強かったり、日光の照り返しが強い日以外は、私は特段いらないと思いますし、帽子も100パーセント必要かと聞かれたら微妙なところです。

    手袋は必ず持って行きましょう。これがないと指がかじかんで凍傷になりかねません。ちなみに、現地のショップでも売っていますが、おおかた高いので街中のスーパーかどこかで安いものを買っておきましょう。

    ドイツの雪山

    ドイツの雪山

    ドイツのスキー場の楽しみ方

    場所にもよりますが、ドイツのスキー場の開閉は結構タイトです。私が行くところは、朝9時から夕方4時までしかやっていません。ナイターがあるところもあると思いますが、そういったところはあらかじめ調べておきましょう。

    また、ドイツのリフトのシステムは少し独特です。一日リフト使い放題券が30~40ユーロ程度、もしくはポイントカードといって、大小のリフトに応じてポイントが付けられており、リフトの使用回数によってそのポイントが減っていく、というシステムもあります。

    ドイツのリフト券

    ドイツのリフト券

    例えば山のてっぺんのところに行く大きなリフトを使うと8ポイント減点され、初級者用のコースリフトであれば2ポイント減点されていく、といった仕様です。このポイント制のものであれば、上述の3~40ユーロよりも安い値段で購入できますが、当然使用回数が限られています。

    また、ドイツのリフトには『棒が降りて来て、それにつかまって上まで行く(水上ジェットスキー的なリフトです)』という謎のものもあります。これは初めて使う人にはかなりきついしろものです。途中でバランスを崩すとリフトが行ってしまって、リフト代が無駄になってしまうという危険性もあり、初心者にはあまりおすすめできません。

    また、スキーの醍醐味の『食事』ですが、私はドイツの雪山の食事にはあまりいい印象はありません。値段が高い割にあまりうまくないので、これに関しては日本のカレーやそばなど、雪山で食べるものが恋しくなります。

    それと、ドイツのスキー場には日本のように『温泉』が併設されているところがありませんが(もしかしたらあるのかも知れませんが)、サウナが併設されている場所は結構な頻度で見かけます。

    ただし、サウナはあくまで別料金なので、それ別個で30ユーロ程度かかります。リフト代、交通費、レンタル料金、食事代、それにサウナ代を加えると、トータルで10000~15000円くらいになりますので、節約したい場合にはサウナは辞めておいた方がいいかもしれません。

    総評ですが、私個人的にはやはり温泉、食事、雪質、レンタル、とあらゆる面で日本の雪山のほうが優れていると思います。ただ、ドイツの場合国中にスキー場があるので、場所によっては気軽に行きやすい、というメリットもあります。

    日本で経験したことのある人にとってはそこまで敷居の高いものでもありませんので、冬には一度経験してみてはいかがでしょうか。