ドイツ語を勉強する際にもっとも効率的な勉強方法:復習を極めること!

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ドイツ語の学習方法に関してですが、これに関してはレベルによってぴったりなやり方があると思います。

例えば、ドイツ語の会話をそのまま文字におこす『ディクテーション』というやり方は非常に有用なのですが、習い始めのころにやってもなにをやっているか分からないので、やっても面白くありません。

今後、いろいろと学習方法を述べていく中で、『適用レベル』『難易度』など項目をまとめていこうと思いますので、参考にしてください。

一例を、今回だします。

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反復wiederholen

さて、どのレベルにも共通して万能で効力を発揮してくれるのが『反復』学習方法です。

というか、ドイツ語だけではなく他の外国語でも、FPの試験でも税理士の試験でも、まんべんなく対応可能な最強の勉強方法だと私は思います。

反復の科学的有用性

忘却曲線という言葉を耳にしたことはないでしょうか?ドイツの、ヘルマン・エビングハウスという心理学者が提唱した学説で、人間の脳は反復をしないと徐々に物事を忘れていく、という説です(まあ字面だけ見ると当然のようですが)。

ある新しい物事を学習したとすると、20分後には40%近くのことを忘れてしまい、翌日には75%近いことを忘れてしまうということを彼は述べています。

その後は、なだらかに時間をかけて『忘れ去っていき』ますが、要するに『最初の一日目』に急激な忘却作用が脳の中で行われるということです。

ですので、新しいことを学習した際には、『必ずその日のうちに』反復することが求められます。でないと、せっかくならったことも、すべて無駄になってしまうからです。

言語学習への応用

例えば、語学学校で授業をうけたとしましょう。色々な単語がでてきます、文法もでてきます、フレーズも憶えなくてはいけません。

これらをすべて、その瞬間に覚えるのは、特異体質でもない限り人間には不可能です。

なので、授業のうちはあくまで『理解』をするにとどめておきましょう。

さて、その日の授業が終わった後が肝心です。バーへ行こうがサッカーをしようが構いませんが、絶対に、時間をあけずにその単語や文法を反復します。

反復のやり方はなんでもいいと思います。例えば、『das Ergebnis(結果、成果)』という単語を新しくならったのであれば、それを使って文章を作って、声に出して読む。その程度でいいのです。

おそらく、その段階ではまだ頭には定着していないでしょうが、ある日、ラジオか何かで耳にした瞬間に、『あ、あの単語知ってる』と鮮明に蘇ります。

そうすると、頭の抽斗の中に、一個ボキャブラリーが増えるので、コンテキストと合わせて、会話の中でも自然に使えるようになります。

欠点は、その日に覚えたことが多すぎると、その日の午後が大変だということくらいです笑

採点

反復勉強法
汎用範囲:A1~C1
習熟度 :★★★★★
即効性 :★★★
面白味 :★
コスト :無料

次回からも、こんな感じで勉強方法の総評をまとめていきます。
汎用範囲は、どのレベルで使えるのか。習熟度は、それをおこなうことによる定着度、即効性は、文字通り即効性です。コストは当然ながら無料です。

残念ながら、復習を喜々として行う人を私は見たことが無いので、面白味は★一つにしておきました笑