会話で使えるドイツ語表現:nichtとsondernで『AでなくB』

tulips

B1まではそこまで複雑な表現はでてきませんが、B2レベルになると劇的に成句や動詞が難しくなり、日々の復習が大変になります。

なるだけ早い段階で動詞の変化形の習得や、新聞などで語彙を増やしておきましょう。早ければ早いにこしたことはありません。また、語彙が増えると読める新聞や雑誌、聞けるようになるラジオの音などが広くなり、比例してドイツ語の能力もましていきます。ですので、個人的にはドイツ語能力がのびるか否かはB1くらいが境目ではないかと思います。

前回の復習になりますが、単語や成句を憶えてしまうのは『Je eher, desto besser(早ければ早いほうがいい)』です。

ドイツ語における「~すればいっそう」

さて、今回は『××でなく○○』という成句表現です。

例:彼は私の恋人ではなく友達よ

つまり、日本語で行ってしまえば上記のような感じの表現のことです。特に『「A」ではなく「B」なのよ!』など、強調したいときとかにもよく使います。

スポンサーリンク

英語の「××でなく○○」

英語の表現と似ているので、まずはいつも通り英語を例にとってみてみましょう。

英語の「××でなく○○」の表現は『not ×× but ○○』というふうに言います。

例1:He is not my boyfriend but a friend.
(彼は彼氏ではなく友達よ)

例2:He is not Tom but Tim.
(彼はトムではなくティムだ)

例3:I come not from Jakarta but from Japan.
(私はジャカルタではなくジャパンから来たのだ)

『not』のあとには名詞も動詞も目的語もくることができます。では、ドイツ語ではどうなっているでしょうか?

ドイツ語の「××でなく○○」

ドイツ語では、以下のような表現を使います。

nicht ××, sondern ○○.(間に『,』を挟みます)

英語のnotの役割をnichtが、butの役割をsondernが果たしています。ただ、『but』が会話などでも「しかし」「けれども」の意味でよく使われるのとは異なり、『sondern』は同じ反語を表すにも関わらず、あまり『しかし』の意味では使われません。

逆説を話したい場合は、『aber(しかし)』を用いるのが一般的でしょう。

ちなみに、「sondern」の使い方に関しては、またB2レベルで複雑な表現がでてきますので今回はあまり深入りしません。今回は「××でなく○○」という表現をするために使うと憶えておいてください。

では、以下の例を見ていきましょう。

例1:Nicht er, sondern sie ist schuld.
(彼ではなく、彼女に責任がある)

例2:Taro kommt nicht morgen, sondern heute.
(太郎がくるのは明日ではなく今日だぞ)

例3:Nicht Jon, sondern Joel war am Samstag in der Disko.
(ジョンではなく、ジョエルが日曜にディスコにいたんだ)

sondernのあとには、SV系もくることができますし、それらを省略して目的語だけとることも可能です。

特に『Nicht××』を強調したい場合は、例1や例3のように『Nicht××』を文頭にもってくることで、強調の意味を表すことができます。

××だけでなく○○も

ついでなので、英語の「not only ×× but also ○○」にあたる表現も憶えてしまいましょう。

英語  :「not only ×× but also ○○」
ドイツ語:「nicht nur ××, sondern auch ○○」

英語  :She is not only a teacher but also a doctor.
(彼女は教師あるだけでなく、医者でもある)

ドイツ語:Sie ist nicht nur eine Lehrerin, sondern auch eine (A)rtzin.
(彼女は教師あるだけでなく、医者でもある)

同じ語族ということもあって、やはり英語と文型が似ていますね。ドイツの大学入試にはドイツ語のほかに英語を課しているところも多いので、ついでに英語の復習もかねていただけたらと思います。今回はこの辺で終了とします。

スポンサーリンク

コメントを残す



このページの先頭へ