Discoにバー!ドイツの学生のナイトライフは魅力がたくさん

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地球の歩き方などを見ていると、ドイツのナイトライフ(コンサート、舞台演劇、映画、バー)など、様々なものが乗っていますが、しょせんそれは旅行客として活用するもので、正味、ドイツに住んでいる身とすると、毎晩毎晩貴族のようにコンサートに出席する余裕はありません。

今回は、ドイツ在住者目線での(学生としての)、ドイツのナイトライフの楽しみ方についてお伝えしていきたいと思います。

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ドイツのナイトライフ事情

どこの国でも、やはり若者の考えることは同じようで、学校が終われば夜は遊びます。ドイツでも学生は勉強をしつつ友達の交流を広げる職業ですので、夜遊びといえども大事な社会経験というわけです。

とはいえ、基本的によほどの遊び人でない限り、毎晩毎晩飲み歩くような輩は滅多におらず、特にお祭りごととかの無い限り、平均して週に2~3回位が、とりあえず私の属している学生グループの平均的な飲み歩き回数です。

曜日は、水曜、金曜、土曜辺りに遊びに出かけることが多いです。そのほかに、寮生活やWG(同居マンション)のようなところですと、同じフロアの仲間とまったり飲んだり、テレビゲームをすることなどもあります。

さて、基本的にドイツの学生のナイトライフは、以下のようなところが主流です。

  1. Kneipe(居酒屋)
  2. Disko(クラブ)
  3. Chillen(俗語:ぐだぐだした雰囲気を楽しむ的な)
  4. Fußpilz(俗語:ビールを持って街をさまよう)

以下、それぞれ見ていきましょう。

1. Kneipe(居酒屋)

ドイツのナイトライフはKneipeに始まります。以前もKneipeについては簡単にまとめましたが、要するに居酒屋です。

クナイプとはみんなでいく日本でいう居酒屋のようなお店のことです。基本的に、ビールもつまみも置いてある居酒屋のことです(日本のようなつまみとはちょっと違いますが)。クナイプは町中のどこにでもありますが、町によっては『バーストリート』のようなところがあり、その辺に飲み屋が密集しているケースもあります。

飯があるところもあれば、無いところもありますし、マズいところもあります。コミュニティにもよりますが、基本、わたし等のグループは、Kneipeではあまり食事はしません。食事は食事で、レストランやファーストフードなどで食べた後、このKneipeに移動します。

場末の居酒屋

場末の居酒屋

予算的には、10~20ユーロほど見ておきましょう。ビール一杯の値段はたかが知れていますが(3~4ユーロくらい)、カクテルが無駄に高いです(6~7ユーロくらい)。ドイツに来たら、男は黙ってビールを飲めということでしょう。

ここで、彼らはお喋りを続けます。会話の内容は、それも属しているグループによると思いますが、学生なので知的な話題もあれば、サッカーの話題もあり、サムライの話題もでてきます。

味のいい居酒屋

味のいい居酒屋

2. Disko(クラブ)

金曜や土曜の夜は、無駄にDiskoに行きたがります。私はこのドイツのDiskoがあまり好きではありません。そもそも、ただでさえ100%ドイツ語が理解できるわけではないのに、あんな大音量のところで話しかけられてもなーんにも分かりません。

語学的な問題はさておき、料金設定的な内容ですと、エントランスにフィーがかかるところもあれば、無料のところもあり、中は人がごった返しているので、別に飲み物を頼もうが頼ままいが、あまり関係ありません。

中のドリンクの料金は7~8ユーロ程度です。ドリンクを買いに行ったものがおごるのがスマートらしく、あまり日本のようにお金を端数で計算したり、渡したりするのはスマートではないようです。

ですので、最初におごってもらったら、次は自分から買いに行き、友だちに奢ってやりましょう。

大体Diskoの夜は3~5時くらいまで続きます。疲れて外で涼んでいると、外国人に興味を持ったドイツ人(まともな人、および時々ゲイ)に話しかけられますので、暇つぶしにはなります。

3. Chillen(俗語:ぐだぐだした雰囲気を楽しむ的な)

これはスラングで、辞書に載っていないので学術的な意味は知りませんが、友だちの使っている限りでは、ぐだぐだする、リラックスする、的なニュアンスです。

どういう時に使われるのかというと、とりあえず集まっておこうぜ、的なときに、じゃあLass uns mal chillen!(ちょっとくつろごうぜ)と言う感じで使います。公式なテストでは使えない俗語です。

ゲームをしたり、YouTubeを見たり、ケーキを食べたり、と文字通り無為な時間を過ごすための時間です。彼らに言わせると、こうしたリラックスタイムは生活に必要なんだとか。

ですので、まったり集まるときには、金もかからないですし、これが一番良い選択肢ではあります。

4. Fußpilz(俗語:ビールを持って街をさまよう)

これも俗語で、本当の意味は水虫と言う意味ですが、なぜか若者のなかでは『ビールを持って街をさまよう』というニュアンスで使われています。

日本人だったらお花見でもない限り、大の大人が外でビール瓶を飲むなんてことはあまりありませんが、結構ドイツの人たちは気にせずに大人だろうが道とか公園でビール飲んでます。

スーパーとかで買って2ユーロくらいですので、ぶらぶら飲みながら散歩しようぜ、なんてことも、夏の夜などはあまり珍しくもない光景です。

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ドイツ人とナイトライフを楽しむために

最後に、我々日本人が彼らとのコミュニケーションを楽しむコツです。語学学校の友達などと違い、彼らのドイツ語はネイティブドイツ語ですので、言っていることも早口ですし、酔うとたまにわけが分からなくなります。

ただ、こっちが思っているほど、彼らは我々のコミュニケーション能力の拙さを気にしていませんし、会話を切れさせると悪いから、と思って会話に参加しないのはもったいないことです。

最初のうちは、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、1年も彼らとつるんでいれば普通にみんなで遊んでも意識されずに済むようになりますので、とりあえず積極的に遊ぶようにしましょう。

逆に、友だちができないからと言って家の中に引きこもっていては、彼らも『ああ、そういうタイプなのか』という形で自然と疎遠になってしまいますし、せっかくドイツで就学する機会ができたのに勿体無いです。