ドイツ語の勉強と中だるみの際にモチベーションを上げる方法

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たまに大学受験や司法試験などを独学でおこなう人の話を耳にしますが、よくできるものだと感心します。

ドイツの大学院受験に関しては、メインがドイツ語+英語の語学(郵送でほとんど可)ですので、国数英理社とフルでおこなわなければいけない日本の国立の難関大学受験とは違います(ヨーロッパと比べると、東アジアの大学受験はけた外れに難しいようですが)

それでもドイツの大学に独学で受験して合格することは、理論的には可能かも知れませんが、現実的には難しいと思います(この言い回しはドイツ人がよくつかいます笑)。

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モチベーションに関して

会話表現の練習ができない、イレギュラーな文法の意味が分からない、など、いろいろ理由はあると思いますが、もっとも大きな理由は『モチベーションの持続』だと私は思っています。

思い立った初日はいいのです。あるいは一週間ほど毎日3~4時間一人でドイツ語を黙々とこなしていくのも、まあ可能でしょう。ただし、それを1ヵ月、2ヵ月、あるいは半年以上一人で続けていくことが果たして可能でしょうか?

勿論、中にはドイツなど行かずに、自力で受かるような方もいるので、何とも言えませんが、おそらくきわめて難しいことなのではないでしょうか。

楽をしたければしてしまうのが人間です。特に、仕事と並行しながら語学の勉強をしようと(私も一度考えたことがありましたが)思っても、やはり目の前の仕事や必要な生活などに直結していない限り、なかなか身にはならないものです。

ただ、これは独学に限らず、語学学校に通っていても同じです。最初のうちは学校から帰っても机に向かうモチベーションが残っていますが、2~3ヵ月も経つと次第にそれらのモチベーションが薄れてくるように思えます。

モチベーションと成果の関連

ここでモチベーションが無くなってしまってはあまりに勿体ないです。そこで、スポーツ科学的によく言われているモチベーションの持続方法について触れていこうと思います。

皆さんは、こういった話は聞いたことがないでしょうか?ある身長、体重同じ程度の2人の被験者を同じ日に集めて、その日から数か月筋トレをしてもらうという実験です。

ただし、ある片方の被験者には、毎回筋トレ前に『筋肉隆々とした自分の未来の姿』をイメージしてから筋トレしてもらうことにし、もう片方の被験者には何もイメージさせずに淡々と筋トレをしてもらいます。

すると、1~2ヵ月もすると影響が顕著に出てきて、前者の被験者は、後者の被験者よりも明らかに筋トレの効果が目に見えているというのです。

我々は、人間ですので意味もないものを意味もなく延々と続けることはできません。それはただのベルトコンベアーの手作業のような、ただの作業です。

そこに具体的なモチベーションが加わることによって、大幅な成果アップも望めますし、持続力も増すというお話です。

具体的な目標を定める

例えば、あなたの職場に綺麗な独身の妙齢のドイツ人の女性が配属されてきたとしましょう(別にイケメンのドイツ人でもいいのですが)。あなたにとって、とてもタイプです。

そうしたとき、ドイツ語を憶える目的ができたとすれば、自ずとドイツ語の学習モチベーションはあがるのではないでしょうか?他にも、極端に言えばドイツ語の単語を1つ憶えたら1万円もらえるとか。

何が言いたいのかというと、モチベーションの上がり下がりは『目標』の質によって左右されるということです。億万長者になりたい、とかそういう漠然とした目的ではダメです笑

もう少し、身近で、現実的で、それでいて夢があるような目標を掲げましょう。

私の場合は、それは『大学院』にしましたが、その後のプランもおぼろげながら書いています。ただ、まずは大学院に受かることが先決ですので、それを第一目標として、ひいてはモチベーションの原点として頑張りました(別に私は努力家でもなんでもないのですが笑)。

ただし、何カ月も先のことを目標として掲げるだけでは、やはり中だるみしますし、『明日やればいっか』になってしまいます。

なので、一週間刻みで『今週はここまで終える』あるいは一ヵ月刻みで『今週はテストでここまで点数をとる』といったみたいに細分していけば、具体的目標が馬の鼻先につらされた人参のようになって、走り続けることができます。

息抜き

ドイツ語ではentspannenです。スポーツの世界でもオーバーワークは逆効果と言われていますが、勉強もまた然りです。

過度の勉強は逆効果です。切羽詰ってした学習では、短期的に覚えられますが短期的に忘れます。『復習』の項目でもまとめましたが、我々にはやはり『コツコツやる長く続ける』という方法をとる必要があるのです。

さて、息抜きに関してですが、ゲームなどは続きが気になってしまうのでやめたほうがよいかと思います。ドイツ人が夕方良くやるように、街中や森道を散歩したり、週に2~3回ジョギングし、そのあとにビールを飲みに行く、とかでもいいと思います。

他にも、他の都市へ行ってみる、ロッククライミングに挑戦するなど、やはり週に最低1回くらいは変わり映えのある生活でないと、ドイツに滞在していても肩が凝ってしまうと思います。