ドイツ旅行の魅力を知る:10のおすすめキーワード

ドイツ旅行に出かける理由は様々だと思います。お城めぐりがしたい、サッカー観戦がしたい、ドイツ料理が食べたい、などなど。確かに、ドイツと言えばサッカー、ソーセージ、中世のお城などのイメージが強いですが、他にもドイツには様々な見どころが存在します。

今回は、「ドイツ旅行」という観点から、ドイツの魅力を10のキーワードで再検討していきたいと思います。

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ドイツは旅行するのに向いている?

日本から遠い国、ドイツ。直行便でも12時間近くかかりますし、ドイツの物価を考えると、ドイツ旅行に出かけるのは決して安くありません。奇麗な海が見たければ、タイやハワイが日本には近場にありますし、美味しいものが食べたければ、お隣のフランスやイタリアなどのほうがいい気がします。

それでも、毎年70万人もの日本人がドイツを観光目的で訪れています。果たして、ドイツの観光地としての魅力はなんなのでしょうか?以下、様々な切り口からそのテーマを分析してみましょう。

1.職人の国:ドイツ
2.発明・科学技術の国:ドイツ
3.歴史文化の国:ドイツ
4.食文化の国:ドイツ
5.自然の国:ドイツ
6.サッカーの国:ドイツ
7.モノづくり産業の国:ドイツ
8.音楽と芸術の国:ドイツ
9.建築の国:ドイツ
10.学生とナイトライフの国:ドイツ

1.職人の国:ドイツ

ドイツの歴史を聞きかじったことがある人ならご存知かと思いますが、ドイツでは歴史的に商人ギルドに対抗した職人ギルドが存在し、職人の地位が高く保たれていました。日本では江戸時代に「士農工商」と、職人と商人の地位が低く設定されていたのとは異なります。

こうした伝統は、神聖ローマ帝国が名実ともに滅び、やがて産業革命が引きおこってからも存続し続け、第二次世界大戦以降はマイスター制度として、今も脈々とその「職人芸」は受け継がれているのです。

というわけで、ドイツの地方都市などに行けば今でも、多くの伝統的な職人芸が国策として保持されており、目の当たりにすることが可能です。代表的なものでは、Lauschaのガラス細工、エルツ山地の木工工芸、マイセンやゼルプの陶磁器などで、これらはお土産物としても世界的に有名です。

また、年間行事を通じて、運が良ければこうした都市に由来するお祭りや出し物なども見学することが可能です。

2.発明・科学技術の国:ドイツ

近現代の科学技術の発展は、ドイツ無しには語ることができません。世界的に見ても、ノーベル賞受賞者の数はアメリカ、イギリスに次いで3位をキープしており、物理・化学の分野ではアメリカに次いで2位です。

細菌学の開祖コッホ、X線の生みの親レントゲン、19世紀最大の数学者ガウス、現代数学の父ヒルベルト、相対性理論のアインシュタイン、量子論のマックスプランク、活版印刷の生みの親グーテンベルグ、望遠鏡のケプラー、周波数のヘルツ、コンタクトレンズのオイゲン・フィック、宇宙ロケットのフォン・ブラウンなどなど、ドイツにゆかりのある研究者、発明家は枚挙にいとまがありません。

ドイツの各大学には、大学の名前をモチーフにしたTシャツやコップなどが売られており、ドイツの研究者たちにあやかって、一部のファンが購入していきます。また、大学や都市などには、有名な研究者の銅像が立ち、これらも写真スポットとして人気です。

また、国内には医学や化学・科学をテーマにしたイベントや博物館が多く存在し、ドレスデンの衛生博物館、体験型ミュージアムのドイツ博物館(ミュンヘン)などはお勧めです。

3.歴史文化の国:ドイツ

世界史を専攻した人でなくても、ゲルマン民族の大移動、という単語は聞いたことがあると思います。世界史の中でも、主役の座を占めるドイツの歴史は、まさに波乱万丈に満ちています。

魔女狩り、30年戦争、神聖ローマ帝国、ナポレオン戦争、ビスマルクとドイツ統一、第一次世界大戦とヴァイマール体制、ナチスと第二次世界大戦、東西分裂とベルリンの壁、などなど。また、ドイツそのものではなく、一つ一つの都市が異なった歴史を持っており、小さな地方都市に行っても、なんらかの歴史的建造物や文化が存在し、街のいたるところに記念碑や銅像が立っています。

例えば、東西分裂や冷戦の歴史が詳しく知りたければ、ベルリンの博物館や、ベルリンの壁などをめぐることができますし、ベルリンのブランデンブルク門はナポレオンに像の部分が取り外されたり、ナチスの演説に使われたりとまさに歴史の生き証人です。

ちなみに、ドイツ3大歴史博物館と呼ばれているのは、ボンにある歴史の家、ベルリンのドイツ歴史博物館およびドレスデンの軍事史博物館です。

4.食文化の国:ドイツ

ドイツと言ったらソーセージとビール、というのが代名詞かと思います。実際に、ドイツに来たら一度は経験しておくべきでしょう。ただ、それらだけではなく、ドイツには魅力的な料理や食材が豊富に存在しています。

ドイツの食文化の歴史をたどれば、もともと土地がそこまで肥沃ではなかったため、基本、どこでも育つジャガイモをメインデッシュに仕上げる料理が多く、ジャガイモを料理できない娘はお嫁にいけない、とまで言われていました。

例えば、ドイツらしい飲み物といったら、Obstbrand(果実蒸留酒)や高級ワインの最高格付けであるEiswein(アイスワイン)、フランクフルト名物のApfelwein(リンゴワイン)などでしょう。特にワインに関しては、フランスの影に隠れがちですが、ドイツのリースリングワインなども甘く飲みやすく、絶品です。ワイナリーなどで試飲が可能ですので、ワイン産地巡りも面白いでしょう。

他にも、季節限定でクリスマスマーケットなどで飲めるGlühweinはシナモンがきいて甘く美味しいですし、オクトーバーフェストで見かける1リットルビールなども試してみると記念になるかと。

食べ物に関して言えば、Sauerkraut(キャベツの漬物:ザウアークラウト)、こねた団子のようなKnödel、Schwarzwälder Schinken(黒い森のハム)、ヒレカツのようなシュニッツェルなどはドイツらしい食べ物といえるでしょうか。

あとは、ジャンクフードではトルコにあるよりも多いと言われているケバブショップや、ソーセージにカレーソースをつけたCurry wurst、あとはホットドックなども試してみるといいでしょう。

ザウアークラウトとソーセージ

5.自然の国:ドイツ

自然を愛するドイツには、今でも多くの森林や湖などが存在し、街から少し足を延ばせば緑豊かなところへと赴くことが可能です。町の郊外に存在する湖では、泳ぐことも可能で、夏場はドイツ人でにぎわっています。また、町には大抵、大学の運営する植物園が存在し、四季折々の植物を楽しむことが可能です。

ドイツには大小多くの国立公園が存在しており、手つかずの自然や動植物を堪能することが可能です。ドイツ北部、オランダとデンマークと海域を共有するワッデン海は、世界自然遺産登録もされています。

ドイツ人のアクティビティとして、散歩、ハイキング、サイクリング、など、自然の中に身を置くことが好まれ、仲のいいドイツ人とともに自然の中でバーベキューや、キャンプを楽しむことも可能です。

ドイツの植物園

6.サッカーの国:ドイツ

2014年サッカーワールドカップ優勝国、ドイツはさすがサッカー大国です。かのメルケル首相も自らサッカーの大ファンであることを公言しています。

そんなわけで、各クラブともファンの集客にはかなり力を入れており、サッカーの試合だけでなく、各イベントも行われ、ブースに行けばサインがもらえたり、写真を撮ったりすることもできます。

町中のスポーツショップに行けば記念グッズやクラブのユニフォームを購入することもでき、欧州サッカーファンとしては垂涎物なのではないでしょうか。

サッカー観戦のできるクナイプの様子

7.モノづくり産業の国:ドイツ

ドイツの経済をけん引しているのは自動車産業ですが、それ以外にも、製薬、鉄道、機械類など、欧州随一のモノづくり大国として世界にその名を轟かせています。

例えば、フォルクスワーゲンのおひざ元、ヴォルフスブルグや、ミュンヘンのBMWには、それぞれの企業博物館が存在しており、企業の歴史や産業を見て取ることはもちろん、試運転なども場合によっては可能です。

他にも、ニュルンベルグの交通博物館、潜水艦や飛行機を展示しているシュパイアー技術博物館、マイヤー・ヴェルフトの造船所など、ドイツの産業の歴史を知ることのできるスポットが数多く存在しています。

8.音楽と芸術の国:ドイツ

ドイツの3大Bと呼ばれるベートーベン、バッハ、ブラームスが代表するように、ドイツの音楽は世界的にも有名です。特に日本では、ベルリンフィルハーモニーなど親しみがあるのではないでしょうか。

ドイツ国内(特にミュンヘンとベルリン)ではオペラやコンサート、ミュージカルやバレエなどが数多く開催され、旅行者でも入場することが可能です。

音楽だけでなく、美術・絵画でもドイツは観光地として見ごたえがあります。ルネサンス以降の芸術運動(ロマン主義、写実派、自然主義、シュルレアリスム)を生み出したのは主にドイツ以外の欧州諸国でしたが、それらがドイツにも輸入され、ドイツの画家たちによってもこうした技法が盛んに用いられました。

よりドイツらしい芸術、となると、第一次世界大戦期前後の「ドイツ表現主義」を待つこととなります。August MackeやOtto Muellerなど、独特の色と造形をもった画家たちがドイツでは好まれています。

美術館もドイツ各都市に存在し、ドイツのみならずヨーロッパの芸術文化を知るために役立ちます。

LWL美術館

9.建築の国:ドイツ

古典的なものから新鋭的なものまで、ドイツの建築は世界的にも知られています。例えば、世界遺産のリストに登録されている、アーヘンやケルンの大聖堂、まるで空にそびえるようなノイシュヴァンシュタイン城、旧市街そのものが美しいクヴェードリンブルクなど、ドイツの各都市にはなにかしら有名な建築物が存在しています。

デッサウのバウハウスはその後の建築の歴史に多大な貢献したことで有名で、フランクフルトのドイツ建築博物館にいけば、ドイツの建築の歴史が楽しめます。

また、こうした有名どころでなくても、街にふらりと足を延ばせば日本とは違った、絵本の中の世界のような街並みに心躍されることでしょう。ドイツの一般家庭にお邪魔する機会があれば、温かい床材、たくさんの光を取り入れるための大きな窓、ふんだんに使われた木材などに、驚かされるでしょう。

ドイツの教会

10.学生とナイトライフの国:ドイツ

最後に、その高い学問の質と安価な授業料によって、ドイツはドイツ人学生のみならず、世界中から多くの留学生を惹きつけてやまない学問大国です。そのため、学生のナイトライフも充実しており、クラブやバーなどで気軽に楽しむことが可能です。

例えば、ドイツで最も有名なクラブはベルリンにあるBerghain(ベルグハイン)ではないでしょうか。ここは厳格なチェックでも有名で、多くの人が門の前で「立ち入り」を断られます。

クラブやバーに行けば酔っぱらったドイツ人学生と仲良くなることもありますし、ドイツの学生たちはとても気さくです。欧州の中では比較的安全な部類に入るドイツですので、夜遊びが楽しみたいのであればお勧めです。

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