ドイツ語における動詞の名詞化:これを知っておけば名詞化がスムーズに!

ドイツ語

動詞が名詞になることを『動名詞』と言います。

日本語では『私は歩く』の『歩く』の部分は『動詞』ですが、動名詞化することで『歩くこと』という『動名詞』になります。別に『歩く』に限らず『食べること』『眠ること』『生きること』のようにどんな動詞も名詞化が可能です。

動名詞は名詞ですので、主語になることができるというメリットがあります。つまり『歩くことは楽しい』とか『生きることは大変だ』とか、動名詞を主語として文章を組み立てられるのです。

主語は必ず文章の『主体(Subject)』であり『主格・1格(nominativ)』という格をとるということです

今回はこの『動名詞』の働きについてみていこうと思います。ちなみに今回は『動名詞』ですので、似たような『不定詞』に関しては触れません。それはもうちょっと先の話になります。

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動名詞とは

百科事典マイペディアによると

動詞語幹からつくられ、その動詞の意味を表す名詞・・・英語のing名詞形もこれに属する

と書かれています。

冒頭で書いた意味そのままですが、『歩く』という『動詞』が『歩くこと』という『(動)名詞』になり、名詞の働きを持つことができるようになります。

記事の始めに主語としての使い方を紹介しましたが、別に名詞ですので『私は歩くことが好きだ』のように目的語にも使用できます(ただし、ドイツ語では動名詞を目的語として使用するよりは動詞のまま使うことが望ましいですが)。

習うより慣れよだと思いますので、英語のほうでその働きを見ていきましょう。

英語の動名詞

英語の動名詞は動詞+ing形で成立します。以下の例をご覧ください。

例1:I walk everyday.
この場合、『walk』は歩くという動詞ですので、S(私)V(歩く)というSV形の構文になっています。

例2:Waking is very interesting.
こうすることで、主語が『Waking』になり『歩くこと』は『とても興味深い』という意味になります。いわば、動詞が命をもった生物のようになったのです。

また、名詞になったので、目的語の形もとれるようになります。

例3:He likes playing baseball.
He like play baseball.とすることはできません。こうしてしまうと動詞がダブって『SVVO』という謎の構文になってしまいます。

ドイツ語の動名詞

ドイツ語の動名詞の役割は、英語と同じです。つまり、動詞が名詞になったので、主語や目的語になることができるようになりました。

ただし、ルールが違いますので注意してください。

  1. 動詞の頭文字を大文字にする
  2. 動詞の前にDasをつける(必ず中性名詞化する)

以下、詳細を見ていきましょう。

1.2ともに文字通りに解釈していただければ問題ありません。

arbeitenという動詞を動名詞化したければ『das Arbeiten』とするだけです。lesenでしたら『das Lesen』ですし、essenでしたら『das Essen』です。

これで『das Arbeiten』は動詞から名詞に進化しましたので、主語にも目的語にもつかえます。

例1:Das Arbeiten mit ihm ist mir wichtig.
(彼と仕事することは私にとって重要だ)

例2:Das Lesen ist gut.
読書することは良いことだ)

ungのつく単語

さて紛らわしい問題として、語尾に『ung』がつくような名詞や、もとから名詞の形が存在する動詞があるところです。例えば『die Wohnung』や『die Arbeit』はそれぞれ『住居』や『仕事』を表します。

(ちなみに、語尾が『ung』や『heit』で終わる名詞は99パーセントが女性名詞ですので、憶えておくと少し楽です。)

意味としてだけ言ってしまえば以下のような文も成立することになります。
Die Arbeit mit ihm ist mir wichtig.
(彼との仕事は私にとって重要だ)

動名詞との違いは少し難しいのですが、動名詞は『その動詞一般』をすること、を指しますので、例えば以下のような棲み分けがあります。

×Das Arbeiten eilt!
(仕事することは急ぎだぞ!)

○Die Arbeit eilt!
(この仕事は急ぎだぞ!)

あくまで動名詞は『~すること』として憶えておいてください。ドイツ語においては動名詞は、英語ほど使用頻度は高くありません。

動詞の動名詞化に関しては以上です。これにいろいろ今後オプションが加わってきますが、今回はここだけ憶えておいていただければと思います。

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