独り立ちが当たり前!ドイツで求められる6つの生活力

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ヨーロッパの人たちは、アジア人に比べて『独り立ち』しているとよく言われます。確かに、彼らの多くは大学生になると家を離れ、一人暮らしする率が多く、そした環境では自然と、生活力が身についていきます。

今回は、日本人がドイツにいくうえで、できておくと便利なこと一般について説明していきたいと思います。

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ドイツで求められる生活力

ヨーロッパ圏では、特に男性ですが、生活力というものが求められます。特に、日本のように伝統的に、両親と大学卒業まで一緒に生活したり、社会人になっても実家に住む、ということがあまり理解できないようです。

それは、交友においても重要です。特に、なよなよした男は同性からもバカにされやすく、一人前の社会人として認められないケースがあります。

というわけで、今回はドイツで一人前の男(女性でもいいのですが)としてできていた方がよいことについてまとめていきます。日本でこうしたことをした経験がある人はそれだけで微妙にアドバンテージですし、まだしたことがなければ渡航前に多少たしなんでおくと人間関係がスムーズです。

1.料理

大学に入学すると、寮か共同住宅か、あるいはお金に余裕があればアパートなどに住むことになりますが、いずれにせよ自炊する必要が生まれます。向こうの人たちは、友だちと家でパーティなどする際にも、自身の料理を振る舞うという伝統がありますので、こうした際にも、得意料理があるととても重宝されます。

彼らは「日本人だから、寿司が作れるんだろ?」と当たり前のように求めてきますが、別に寿司が作れなくても、適当に 日本の煮物とか、生姜焼きとか、牛丼とかでも喜ばれます。ただし、ドイツではバラ肉は売っていないので、ドイツの材料環境に適した、和風パスタとかお好み焼きとか作れると便利です(紅ショウガ無いですが)。私も、たまに友達とパーティするときは、クックパドとか見て適当に作っています。

また、人によってはワインの嗜みがあったり、イタリアンが得意だったりしますが、そういった日本人ぽくないものでも問題はありません。

2.車の運転

注意しなくてはいけないのが、ドイツは右側通行で、かつアウトバーンでは車をばんばん飛ばしますので、日本とは色々と勝手が違います。友達とレンタカーなどで遊びに行くときは『運転しろ』と言われますので、将来的には運転できた方が有利です。

運転免許などに関してはまた後々お伝えしますが、そこまで複雑ではありません。問題は、ドイツで運転する度胸と、交通ルールに関する知識ですので、最初のころは助手席には必ずドイツ人を乗せるようにしましょう。

3.武道(空手、柔道)

料理に引き続きの無茶振りですが『日本人だから柔道教えろ』と言われることもたまにあります。私は体育会系でしたが、残念ながら空手も柔道も合気道も剣道もまったくできませんので、そのたびに悲しい顔をされます。

特に、日本人の体つきは向こうの人に比べて小さいですし、何かと舐められることが多いので、私も日本の武術をやっておけばよかったとは思います。ちなみに、ドイツでは空手が人気で、町に1~2個は空手の道場があります。経験者は、そうしたところでレッスンでもつけてやれば友達も作りやすいのではないでしょうか。

4.日曜大工

ドイツ人の気質は『実用的であること=良いこと』です。以前、時計の項でも少し触れましたが、見てくれよりも実用性が重視され、実用的な男=よい男です。

蛍光灯が変えられるのはもちろん、棚が壊れたら直すのは家具屋さんではなく主人の仕事です。また、ドリルで壁に穴をあけたり、壊れた自転車を直したりと、結構色々しなくてはいけません。

そのため、文字通り土日はお父さんが庭でなにやら作っている姿がよく見受けられます。見てくれはどうあれ、とりあえず使えるものさえ作れればよいそうです。

私は、ドイツで生活していて自転車が直せるようになった程度ですが、ドリルとかドライバーとか使って家具とか作れると、多分もっと重宝されるはずです。また、冬場は地域によっては雪かきなども求められますので、雪国出身の人はそうしたところで自身の経験が活かせるかと思います。

5.アウトドア、テント

人間の原始的な生存力かも知れませんが、アウトドアでテントを作ったり、バーベキューを仕切ったりする能力もドイツでは求められます。特に、夏場は友達とキャンプに行くとかやり始めますので(いい迷惑ですが)、そうした時に何かしら役に立つことが必要です。

特に、バーベキューはドイツ人の大好きな行事の一つで、夜に公園でバーベキューなどは夏場は毎日のように見かけます。大学のサークルとかで経験のあった人はそれだけでアドバンテージですが、経験が無くても何回かやれば勝手が分かりますので大丈夫です。

6.スポーツ

これは、ドイツ人との交流に欠かせません。といっても、水泳や陸上といった個人技や、野球のようなドイツにおけるマイナー球技よりも、サッカー、テニス、スキー(スノボー)、バスケ、ゴルフ、ダンス辺りが人気です。

この辺は付き合う友達の層にもよりますが、基本的にサッカーができるとぐーんと友達の輪が広がります。また、ドイツにはVereinというクラブ活動が存在し、一人で1~2個のクラブに参加しているのが普通だと言われています。

当然、外国人でも参加は可能ですので、お住まいのところでインターネットなどで検索し、自分にあったところに加入したら友達の輪も広がります。

ヨーロッパ人の気質として、社会人になってからも結構、こうしたアクティビティを愉しむ傾向にありますので、そうした物事に積極的に取り組んでいく人ほど、ドイツでの生活が楽しくなるでしょう。

もちろん、日本でここにあげたものの経験がなかったとしても、ドイツで自分から進んでチャレンジしていけば問題ありません。私も、現地で覚えたようなことがいくつもあります。重要なのは、あまり失敗や恥を恐れずに、いろいろと挑戦していくことでしょう。

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