語学学習の最終兵器:必ずドイツ語をマスターできるディクテーション

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たいそうなタイトルをつけましたが、そんなに複雑なものではないので安心してください笑

今回は、非常に語学学習に有効な『ディクテーション(ドイツ語訳では『Diktat』)』というやり方をお教えします。

これは海外でもわりと知られているようで、ロシアの友達もドイツ語を憶えるために母国でこれを毎日おこなったと言っていました。

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デクテーション(dictation)とは

英語ではdictationは書き取り、口述という意味です。どこ発祥の勉強法かは知りませんが、『ディクテーション(dictation)』と言われているからには英語圏なのでしょうか。

さて、リスニングのテストなどを受ける際には、別に一言一句間違えずに聞き取る必要はありません。なんとなく大意がつかめ、なんとなくキーワードがひろえればテストは通ります(選択問題であれば)。

デクテーションとは、そうした普段なら全部には注意をこらさない『一言一句』の部分を、あえてすべて聴き、紙に書き写そう、という勉強方法です。

これをすることによって、リスニング能力はもちろん、単語の綴りとか、『この言葉の次には文法的に考えてこの形容詞がきていいのかな』といった文法の復習にもつながります。

ラジオは無理です。リアルタイムで進行していくので仮に一言一句くまなく聞き取れたとしても早すぎますし、第一答え合わせできません。

ですので、以下の方法が有効かと思います。

デクテーションにおすすめのやり方

1.タンデムパートナー

まずは、前回紹介した『タンデムパートナー』に頼むやり方があります。適当にドイツ語の文章を読み上げてもらって(自由に喋ってもらうのはダメです。喋った本人が何を言ったのか忘れてしまうので)、それを紙に書き写します。

大体、1センテンス終えるごとに書き写すための一休止をいれてもらうとよいでしょう。また、早すぎたと思ったらゆっくり(langsam)話してもらってもいいし、人間の口で読んでもらうのが最適かと思います。

2.教科書のCDを活用する

リスニング用の教科書を買ってくると、大抵スクリプトも一緒にのっています。それをもとに、自分で1センテンスごとに区切っておこなえば自分でもできます。

問題は、一回聞きもらしたらまた巻き戻して初めから聞かなくてはいけないことと、機械なのでこちらの要望は全くきいてくれないことです。

3.映画を活用する

映画の字幕にも、ドイツ語がつけられるのでそれを利用しておこなうのもよいでしょう。ただ、途中で何度も停止していると映画がまったく楽しくないので、書き写すことはせず、最低でもB2レベルになってから、5分に一回分からない表現などを止めて確認する、くらいのやり方がいいと思います。

採点

ディクテーション
汎用範囲:A1~C1
習熟度 :★★★★★
即効性 :★★★★
面白味 :★★★
コスト :教材を購入する場合は教材代
おそらくこのやり方は、語学学習の中でも「復唱」と並んで効果を発揮する学習方法だと思います。毎日コツコツと続けていれば、ある日突然ぐーんとリスニング能力が向上します。