ドイツと誕生日:誕生日パーティに招待されたらどうすればいい?

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誕生日おめでとう、はどこの国でも共通で、お祝い事とされています。ドイツでもその習慣は強く、ドイツに住んでいると誕生日パーティに呼ばれることも少なくないはずです。

今回は、ドイツの誕生日パーティでの振る舞いについてまとめていきたいと思います。

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ドイツ人と誕生日パーティ

ドイツ語で誕生日はGeburtstagです。Zum Geburtstag viel Glückの歌詞で始まるハッピーバースデーの歌を、ドイツに長くいられる方はもしかしたら聞いたことがあるかもしれませんが、その辺は西洋文化なので、アメリカなどと似ています。

ちなみに、以下のサイトによると、20代で大切な誕生日は20,21,22,25歳、30代以降では10の倍数か、ぞろ目の年などが特に重要なようです。

Nicht jeder Geburtstag ist gleich. Einige Geburtstage haben eine besondere Stellung und sind wichtige Ereignisse, die es exklusiv zu feiern gilt! In diesem Bereich haben wir die wichtigen Tage im Leben eines Menschen aufgelistet und zeigen Ihnen zahlreiche Ideen für Geschenke, Gedichte, kostenlose ECards und vieles mehr…

『一人として同じ誕生日はありません。それぞれの誕生日がそれぞれの意味を持っており、また特別にお祝いをする必要がある重要な出来事です。このサイトでは人生の中で特に重要な節目となる年齢をピックアップしてリスト化し、また同時に、それらの日に必要となる贈り物、詩、カードなどをまとめています』

ドイツ人に誕生日パーティに呼ばれたら?

続いて、例としてドイツ人に誕生日パーティに呼ばれた際の振る舞いを見ていきましょう。別に答えがあるものではありませんし、そもそも私のやり方が100%あっている保証もないのですが、参考にはなると思います。

1.誕生日パーティに呼ばれる

まずは、誕生日パーティーに呼ばれるところです。ちょうど、友人からWhat’s Upで誕生日のお誘いが流れて来たので、お誘いとしてはこんな感じですという意味でのせておきます。

Hallo liebe Menschen) Genau in einer Woche werde ich 27. Das möchte ich gerne mit euch feiern. Ich weiß, es ist ein bisschen kurzfristig, aber ich hoffe, dass viele von euch Zeit haben. Inhaltlich muss die nächsten Tage noch etwas planen. Falls ihr grundsätzlich am 4.12 so ab 20 Uhr am Start wäret, würde ich mich freuen)

『親愛なる皆さん。ちょうど来週の今日に、僕は27歳になりますので、皆さんとお祝いしたいと思っています。ちょっとタイトなスケジュールになってしまったけど、大勢の方が参加できることを期待しています。詳細に関しては、後日改めて企画するとして、取り急ぎ、12月4日の20時から開始できればと思っています。』

これは度胸があって、自ら企画し、自らグループにメールを送っています。まあ、どのような流れで誕生日パーティが企画されるかはケースバイケースで、当然、周りが企画するケースもあります。

これに対して、とりあえず行くか行かないかの回答をおこないます。いけない場合は、以下のように理由と一言を添えていきましょう。

Ich bin leider raus, ist aber gut))

『その日残念ながら私はいないけど(行けないけど)、素敵!』

2.誕生日プレゼントを買う

続いて、誕生日プレゼントの購入です。これは、買う人もいれば買わない人もいます。割としょっちゅう誕生日会はあるので、毎回毎回買っていたらお金が持ちませんので、とりあえず親しい人の時だけ買うとか、工夫をしても問題ありません。

ここでお薦めなのは、一人で買うのではなく、何人かと協力してまとめて買う方法です。これなら、一人当たりの予算は安くとも、良いものを買うことができますし、ドイツ人のセンスに任せることができます。

ちなみに、この前誕生日パーティに行ったときには、私は友人4人と一緒に映画のチケットとコーヒーの粉(割といいやつ)と、誕生日カードをプレゼントして、一人当たりの額はせいぜい5ユーロくらいでした。誕生日カードには誰かが文章を書いて、私は文章の末尾に『私も出資したよ』という意味を込めて小さく署名しました。他には、シャンパンとか、酒類もあまり外れないです。

あと、聞いた話ですと、恋人や家族のような特に親しい者の場合、マッサージとか、バンジージャンプとか、気球(体験)とか『一回きりの体験』系をプレゼントするケースも多いのだとか。

3.誕生日当日

居酒屋のようなところで行われることもあれば、自宅で行われることもあります。学生の自宅は広さがたかが知れていますので、私はよく外でやっています。学生の誕生日ですので、ドレスコードとか、時間厳守とか、そういったところに気をかける必要はあまりありません。いつも通り、遅れて来る人はたっぷり遅れてきます。

誕生日プレゼントを渡すタイミングとかも、割とアバウトです。開始早々に渡す人もいれば、帰り際に渡す人もいますし、そのへんの決まりごとは無く、比較的アバウトです。

会計のときは、ドイツは別会計が多いです。ですので、誕生日当人は誕生日当人の会計を自ら払うことが多く、ここは日本とは少し違うと思います。ただ、大抵この後パブなど二次会へ行きますので、そこで私はビールとかカクテルとか、あとはみんなで飲めるショットなどを奢ってやってます。

ドイツで特に重要な年齢は?

先ほどの引用のサイトから、10代~20代で重要な年齢をいくつかピックアップしました。周りにこの年齢のドイツ人がいたら、お祝いしてあげると喜ばれるでしょう。

13歳:teenになる年
英語圏でよく言われるteenagerのteenは13歳から始まります。

14歳:刑法上の成年に達し、自律する権利が与えられる年
ドイツでは、14歳になると刑法上では成年と扱われるようになります。

16歳:アルコールが飲めるようになる
この年から、できることが増えていきます。一部の州での選挙権が認められたり、アルコールが飲めたり、24時までDiscoに行けたり、です。また、一部の運転免許もこの年に解禁です。

18歳:成年として扱われる年
タバコなどがこの年に解禁されます。

20歳:20代になる年
16歳、18歳は重要ですが、20歳で解禁される事項はありませんので、日本のように重要な年ではありませんが、キリが良いのでお祝いされがちな年です。

21歳:大人の仲間入り
18歳から20歳まではいわゆる『Heranwachsende』という子供から大人になりかけの年を指し示し、それから先でようやく大人として認められるようになります。

これらがドイツの学生たちの間で比較的重要な誕生日ですが、これら以外の年でもみんな祝いたがりますので、参考程度に見ておいてください。