ドイツの生活費はどれくらいかかる!?知っておきたい食費や交通費(語学学校通学編)

money-482596_1920

当然のことながら、ドイツでの生活はお金がかかります。特に昨今、円安の影響が如実に表れており、円→ユーロの両替や外貨送金は以前よりも徐々にレートが悪くなっています。

ただし、レートはもちろん変動しますので、ここでは『ユーロ』で通貨を統一して、円による表示は極力しません。

ただし、これからドイツへの渡航などを考えている方は、円で資産繰りなどを考える方が多いと思いますので、もし円のレートを計算する場合には、その時のレートをかけていただく形になります(2014年末で1ユーロ140円程度)

スポンサーリンク

ドイツの生活費

日本でも、毎日自炊して酒もタバコも控え、家で黙々と読書などを続ける生活をするのと、毎晩のように飲み歩くのとでは生活費に雲泥の差がでるように、ドイツでも節制しようと思えばできますし、底なしに使おうと思えば使えます。

極端な例はさておいて、まずはドイツの学生の一般的な『生活費』の平均を見てみることにしましょう。以下のサイトが参考になります。

ドイツの生活費(地域ごと)

ドイツの生活費(地域ごと)

写真の中で、左側の地図を選択すればその地域ごとの平均生活費が出てきます。右には、ドイツ全体の生活費の平均がのっていますので、今回はこれをもとに少し見ていきましょう。

1.Miete inkl. Nebenkosten:263,40ユーロ

(光熱費雑費込の家賃)

学生の費用なので、皆安いところに生活しています。WGやホームステイでも、都市によりますが250~300前後が相場で、多くて350といったところでしょう。Nordrhein-Westfalen近辺は根が張りますが、それでも300~400前後です。

多くのホームステイ先が雑費は込みの値段でカウントされますが、WGに関しては雑費は別、というところが多いので選ぶ際はそのあたりに注意しましょう。

2.Ernährung:156,90ユーロ

(食費)

実家住の学生を入れているのか、月に156ユーロは中々節制しているほうだと思います。例えば、メンサ(学食)はドイツの外食の中でも最安値ですが、それでも大の大人がお腹を満たそうと思ったら3~5ユーロくらいはかかります。ファーストフードも大体それくらいでしょう。

語学学校に通い始めると、学生証のようなものが支給されるはずです。これをもって、あなたはドイツの語学学校に通う『Schüler(Schülerin:女性の場合)』という扱いになり、学食で割引が適用されます。

一方、レストランを利用したり、居酒屋に行くとすると当然費用がかさみます。下の写真のようなスパゲッティは6~7ユーロしますし、居酒屋に行くのであれば毎回最低でも10ユーロはみておいたほうがいいです。

7ユーロのパスタ

7ユーロのパスタ

ただ、ドイツの外食はこうした値段設定ですが、スーパーやコンビニで買えるもの値段はがくっと安くなります。これは、ドイツの税金の問題で、外食には基本的に大きな税金がかかっているためです。

例えば、スーパーで購入可能な冷凍食品は1~3ユーロです。

スーパーの弁当(2~3ユーロ)

スーパーの弁当(2~3ユーロ)

また、ビールもスーパーで買えば1ユーロ前後で購入できますので、自炊を中心に、一週間に1回のみに行く程度でしたら月の食費は200ユーロくらいで済みます。

『一々自炊してられっか!』という人や、お酒が好きな人は月に400ユーロ程度みておきましょう。

3.Kleidung, Wäsche, Körperpflege:56,99ユーロ

(衣類、洗濯、ボディーケア)

衣類は人の好みによると思います。買う人はたくさん買うでしょうし、日本から持ってきたもので十分な人は必要ないでしょう。

ただ、ボディーソープや髭剃り、女性であれば化粧品の類などは微妙に消耗品として費用が掛かるところです。

ただ、男性向けのこうした消耗品はそこまで高くありません。髭剃りも普通のものでしたら2~10ユーロ程度ですし、シャンプーも1~3ユーロくらいで購入可能です。

1~2ユーロのシャンプー

1~2ユーロのシャンプー

衣服に関しては、夏物はそこまででもありませんが、冬服(特にコート)は高いので、日本から持ってくることをお勧めします。

4.交通費35.3~125.83ユーロ

交通費に関しては車ありバージョンと公共交通機関バージョンがありましたので、それぞれのせておきます。

  • Laufende Ausgaben für ein Auto: 125,83ユーロ
    恒常的な車の費用
  • Ausgaben für öffentl. Verkehrsmittel:35,30ユーロ
    公共交通機関の費用

ドイツで車を買う人はそういないと思います(中古だと30万円くらいでも買えますが)ので、公共交通機関前提で話をすすめます。

これは、語学学校か大学の生徒になるかで値段が変わってくるのですが、語学学校の生徒の場合でもバスの定期券は月に50ユーロ程度で購入可能です。

また、自転車を買っておけば初期費用100ユーロ前後で以降費用がかかりませんので、3ヵ月以降ドイツに滞在するのであれば自転車の利用がおすすめです。

日本でも、ほんのそこまで出かけたい、などの際に自転車はやはり重宝します。また、私の場合学校までバスで15分の距離なのですが、途中で止まる駅が多いし、夏場の朝などは自転車で通学するほうが快適だと言うことで自転車を購入しました。

ただ、この生活費表はあくまで『日常生活』の交通費しかのっていませんので、旅行に行きたい、といった際には別途費用が掛かるので注意しましょう(ドイツの交通費は高いです)。

5.Krankenversicherung, Arztkosten, Medikamente:75,72ユーロ

(保険、医療、薬代)

保険代金はすでにビザを申請するときに50ユーロくらい払っていると思いますので、これプラス月々の医療代、薬代、といったところです。

あくまで平均値ですので、毎月かかるというよりは、病気になった時に薬代などでどかっとかかるイメージです。

基本的に薬局ではお手持ちの健康保険は適用されないものと思っていてください。そして、ドイツの薬は微妙に高いことが多いです。

上述の医療の記事で書きましたが、ドイツの薬代は保険も効かず値段も高いので、注意しなくてはいけませんが、それでも年間にそう何度もかかるものでもありませんので、年に薬代としては5~60ユーロみておけばいいと思います。

15ユーロの薬

15ユーロの薬

6.Telefon, Internet, Rundfunk- und Fernsehgebühren:47,02ユーロ

(電話、インターネット、ラジオ、テレビ受信料)

ドイツではラジオ、インターネット、テレビなどの受信料を請求する手紙が送られてきます。値段は忘れましたが、確か100ユーロくらいだった気がします。

もっとも、ホームステイやWGに住んでいる人は、この受信料に関しては支払う必要はありません。一つの家でまとめて払っておけばいいので、アパートとかを借りる際に必要になるくらいです。

ただ、電話に関してはプリペイドを用いると思いますので、その場合やはり月に20ユーロくらいは見ておいたほうがよいのかな、という印象です。

7.Lernmittel:37,00ユーロ

(学費)

この学費の計算方法がよくわかりませんが、一般的なドイツの国立大学でしたら1セメスターで200ユーロ程度ですので、一ヵ月あたりでは40ユーロくらいになるのかと思います。

最初に語学学校に通う場合には、先払いだと思いますのでこの学費に関しては気にしなくていいです。

ノートは1~2ユーロ

ノートは1~2ユーロ

合計

というわけで、全ての費用を足してみると、一ヵ月で『672,31ユーロ(95,000円程度)』という計算になります。

また、先に紹介したサイトの左側の地図の部分をクリックすると、地域ごとの平均生活費が閲覧できる仕様になっています。日本でも東京と鹿児島とで生活費が全く違うように、ドイツでも生活費には都市によって差がでてきます。

例えば、ドイツ国内で安い都市とされているのがFreiberg, Zwickau, Weimerなどで、700ユーロ(10万円程度)を切るくらいの生活費、Freibergに至っては665ユーロで生活できる計算になっています。

逆に生活費のワーストに名を連ねているのがLudwigsburg, Sigmaringen, Friedrichshafenなどで、どれも1200ユーロ~1400ユーロ、Ludwigsburgに至っては1440ユーロ(20万円程度)という驚きの結果です。

これらの結果には『車代』が込みになっているので、これを取っ払うと20%程度割安になりますが、それでも1440ユーロは相場を大きく上回っています。

実際の生活費

さて、これはあくまでドイツの学生の平均値ですので、実際にドイツで生活してみたらどうなのか、というところを最後にまとめます。

上述の記事では一ヵ月の平均は672ユーロでしたが、結論からいうとこの程度です。

私の場合は、おおざっぱに計算して以下のような内訳でした。

  • 家賃:300ユーロ
    →語学学校在学中はホームステイ。
  • 食費:300~400ユーロ
    →アルコール、タバコ込。昼飯はレストランやメンサ、夜は週に2回程度飲みにいくが、食事は済ませてから行く。
  • 交通費:0ユーロ
    →自転車通学だったので、初期費用のみ。
  • 医療費:不明
    →3~4ヵ月に一回薬を処方してもらう程度。
  • 雑費:20~30ユーロ程度
    →ノート、シャンプー、髭剃り、電池などの消耗品。

問題は、これらの内訳には『レジャー費用』が含まれていないということです。ドイツにいるのでサッカーが見たい方、映画や登山や旅行を楽しみたい方は、当然その都度費用が掛かります。

ただ、日本国憲法で定められているように『健康で文化的な最低限度の生活』を維持するのであれば月に600~700ユーロ程度が分水線になってきます。

参考までに、以前私が熱で10日程度倒れた際は、タバコもレジャーも一切やめ、ひたすら粗食と水で乗り切ったら、一日3ユーロ程度の生活費でいけましたので、無理矢理頑張ればどこぞやの番組のように『一ヵ月100ユーロ』(家賃は別)での生活も不可能ではありません。

ただ、そんな生活をしていたら体に悪いので、無理なく生活するにはやはり700ユーロ、日本円で10万円は用意しておきたいところです。

スポンサーリンク

4 Responses to “ドイツの生活費はどれくらいかかる!?知っておきたい食費や交通費(語学学校通学編)”

  1. トミー より:

    こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。トミーと申します。
    一点サイトのURLに関するご質問があります。
    『ドイツの生活費はどれくらいかかる!?知っておきたい食費や交通費(語学学校通学編)ドイツ生活2014.11.16』において、ドイツの地域別の生活費が参照できるサイトを紹介していらっしゃいましたが、URLが記載されていませんでした。画像をクリックしてもサイトに飛ばないので、教えていただけますでしょうか。よろしくお願いいいたします。

コメントを残す



このページの先頭へ